余命数ヶ月… ガン宣告を受けた愛犬のため、飼い主がChatGPTを使って「世界に一つだけの特効薬」を開発! 奇跡の復活劇

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AIに仕事を奪われる」「人類が支配される」――AIに関しては、そんなディストピア的なニュースばかりが目立つ昨今だが、オーストラリアから飛び込んできたのは、AIがもたらした最高に温かく、そして希望に満ちた奇跡のストーリーだ。

 不治の皮膚ガンに侵され、獣医から「余命数ヶ月」と宣告された愛犬を救うため、シドニーに住むITコンサルタントの男性が立ち上がった。彼が武器に選んだのは、なんと我々もお馴染みのAIチャットボット「ChatGPT」だったのだ。

 一人の男の執念と最新テクノロジーが生んだ「世界に一つだけのガン・ワクチン」開発の軌跡とは。

余命宣告と「諦めない」決意

 ポール・コニンガム氏の愛犬ローズ(8歳、スタッフォードシャー・ブル・テリアとシャー・ペイのミックス)は、ある日突然、治療不可能な皮膚ガンと診断された。

「ローズは僕の親友であり、最も辛い時期を一緒に乗り越えてくれた存在だ。だから、彼女が死の宣告を受けた時、僕も彼女のために戦わなければならないと感じた」と、コニンガム氏は地元テレビ番組で語っている。

 既存の獣医療では手の施しようがない。そこで彼は、自身のITスキルを活かし、生物学とデータサイエンスのアプローチでガンに立ち向かうことを決意した。

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ChatGPTが教えた「mRNAワクチン」の作り方

 彼が最初に行ったのは、約3000豪ドル(約30万円)を投じてローズの腫瘍のDNAを解析することだった。つまり、ガンの細胞を「デジタルデータ」に変換したのだ。

 そしてここからが、この物語の真骨頂である。彼はニューサウスウェールズ大学(UNSW)の遺伝学チームの協力を得つつ、研究のナビゲーターとして「ChatGPT」を活用し始めたのだ。

「僕はAIのバックグラウンドがあったから、機械学習を使ったタンパク質構造予測ツール『AlphaFold』の存在を知っていた。ChatGPTは、僕の科学的な思考を整理し、ローズのための特効薬を作るための具体的なステップを導き出してくれたんだ」

 AIが彼に提示した解決策は、新型コロナウイルス・ワクチンでもお馴染みの「mRNAワクチン」を作ることだった。

 ローズの腫瘍に特有の突然変異を標的にし、彼女の免疫システムに「この異常な細胞を攻撃せよ」と教え込む、まさにオーダーメイドのガン・ワクチンである。

寝たきりの愛犬が「ウサギを追いかける」までに回復!

 UNSWのRNA研究所のパル・ソルダルソン教授の協力のもと、プロジェクトはついにワクチンの投与段階へと進んだ。これは従来の抗がん剤(化学療法)のような強い副作用を伴わない「免疫療法」の一種だ。
 
 結果は劇的だった。完全にガンが消え去ったわけではないものの、ワクチンの効果は絶大だった。

「12月上旬には歩くのもやっとで、元気を失い悲しそうだった。それが1月下旬には、フェンスを飛び越えてウサギを追いかけるまでになったんだ!」とコニンガム氏は喜びを爆発させる。

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 ワクチンは病変の約75%を抑え込み、獣医の余命宣告を大きく覆して、ローズに再び活力を取り戻させたのだ。

素人の執念が「未来の医療」の扉を開いた

 通常、新薬の開発には莫大なコストと何年もの歳月がかかる。しかし、彼はAIという「超優秀な助手」を使うことで、ガンという生物学的な脅威を「情報処理の問題」へと変換し、見事にショートカットしてみせた。

 この奇跡的な成功例は、人間(それも専門外の個人)とAIの協働が、いかにしてパーソナライズ医療(オーダーメイド医療)のコストと時間を劇的に下げるかを示す生きた証拠となった。

 ソルダルソン教授は、「このRNA技術は、神経変性疾患や精神疾患など、次の医療のフロンティアを切り開く可能性を秘めている」と語る。

 絶望する愛犬家の一念から始まった手作りのプロジェクトが、世界中の研究者にインスピレーションを与えることになったのだ。

 AIは人類を滅ぼすターミネーターになるのか、それとも愛する家族を救う神のツールになるのか。ローズの元気な姿を見れば、その答えは我々人間の「使い方次第」であることがよくわかる。

参考:Misterios do Mundo、ほか

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