『ザ・シンプソンズ』が的中させていた“6つの恐るべき未来予言”

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 近未来を不気味なほどに予見していたと話題になることが多いアメリカのテレビアニメシリーズ『ザ・シンプソンズ』だが、これまでどのような“予言”を的中させてきたのか――。

■トランプ大統領の誕生

 伝説的なアニメ番組『ザ・シンプソンズ』は放送開始から39年が経つが、その間に歴史上の重大な出来事を驚くほど正確に予言してきた。英紙「Daily Star」はこのアニメが未来を正確に予言した事例を紹介している。

『ザ・シンプソンズ』が未来を正確に予測した最も有名な例の一つは、ドナルド・トランプが実際にアメリカ合衆国の大統領になると予測したことだ。シーズン11のエピソード「Bart to the Future(バートの未来)」では、数年後のリサとバートの生活がどうなるかが描かれている。

 シンプソン家のIQ200の神童、リサ・シンプソンは大人になると政界に進出してアメリカ初の女性大統領となる。その時の前任の大統領がトランプ氏なのだ。2016年にトランプが初めて大統領に就任し、物語の設定がついに現実となったことで、たちまち話題となった。

■911同時多発テロ

 同番組が不気味な未来を予言したもう1つの有名な例として、シンプソンズ一家が911のテロ攻撃の手がかりを残していたと多くの人々が信じている。

「アイリッシュ・タイムズ」によると、1997年の「The City of New York vs Homer Simpson(ニューヨーク対ホーマー・シンプソン)」では、バートとリサがホーマーを説得してニューヨークに行かせようとし、バスの乗車料金はたったの9ドルなのだと説明する。

 そのバス会社のパンフレットのデザインには巨大な数字の9が描かれており、その右下にツインタワーがいわゆる「11」として表現されていた。まさに“911”である。

 それから4年後、ツインタワーは旅客機の激突で崩壊し、真珠湾攻撃以来、アメリカ史上最悪の犠牲者を出した日となった。

■新型コロナウイルス

 シーズン4のエピソード「Marge in Chains(マージ、鎖につながれる)」では、病気の日本人工場労働者がスプリングフィールドに出荷される製品の箱の中に咳をしたことで、スプリングフィールドの住民が病気に襲われる。

「大阪風邪(Osaka flu)」と名付けられたこの病気は、シンプソンズ一家を含む町全体を壊滅させた。1993年から2020年へと時が流れ、世界中に蔓延した新型コロナウイルスと大阪風邪の類似点を指摘する声が多く上がった。

■欠陥のある投票機

 多くの国では選挙での投票は紙の投票用紙で行われているが、アメリカは電子投票機を試験的に導入した国の一つである。しかしこれらの機械が選挙結果を左右し、誤った計算によって特定の政党に勝利をもたらすのではないかという懸念があった。

 投票機に対しては、ブラジルの元大統領ジャイル・ボルソナロ氏やトランプ大統領自身を含め、複数の人物から不正選挙に利用されているとの非難の声が上がっている。

 シンプソンズのシーズン20のエピソード「Treehouse of Horror(ツリーハウス・オブ・ホラー)」では、これらの主張が皮肉たっぷりに描かれている。

 このエピソードでは、ホーマーがバラク・オバマに投票しようとパネルをタッチするのだが、なぜか投票は共和党候補のジョン・マケイン票にカウントされてしまうのだ。

 事実、2012年のアメリカ大統領選挙、バラク・オバマvsミット・ロムニーの投票において、オハイオ州などで「オバマ氏に投票しようとするとロムニー氏にチェックが入る」といった、投票マシンの故障を示す動画がSNSで拡散されている。

■馬肉混入問題

 2013年にイギリスやアイルランドで、牛肉を使用したものとして販売された食品に馬肉が混入していることが発覚した馬肉混入問題は1990年代にシンプソンズで予言されていた。

 シーズン5のエピソード「Sweet Seymour Skinner’s Baadasssss Song(スウィート・シーモア・スキナーのバッドアス・ソング)」では、給食係のドリスがスプリングフィールド小学校の通常の給食に馬の部位を混ぜ込む。子どもたちはそれに全く気づかず、馬肉を平らげてしまうのだ。

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■オーシャンゲート事件

 2023年6月18日、タイタニック号の残骸見学ツアー中だったオーシャンゲート社の潜水艇「タイタン」が北大西洋で圧壊(爆縮)し、乗員5名全員が死亡した「オーシャンゲート事件」を示唆するエピソードもある。

 シーズン17のエピソード「Homer’s Paternity Coot(ホーマーの父親探し)」で、ホーマーは自分の実の父親だと信じるメイソン・フェアバンクスという男に出会う。ある日、二人は水中潜水艇に乗って放棄された船から宝物を探しに行くが、ホーマーの潜水艇が動かなくなり、酸素濃度が低下してしまう。

 ホーマーは最終的に救出されたものの、「ハリウッド・リポーター」によると、この出来事と後に起きたオーシャンゲート事件との類似点を指摘する声が多く上がっているという。

 もちろんこのほかにも“シンプソンズ予言”はいくつもあるのだが、トランプ政権2期目の中にあって今後どのような近未来を予見するのかにも注目である。

参考:「Daily Star」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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