>  >  > 8月の日向灘地震は南海トラフ地震の前兆?

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地震発生時の強震モニタ「YouTube」より

 今年8月29日4時14分頃、日向灘(宮崎県東部沖合の海域)でM6.1、最大震度4の地震が発生した。ほぼ時を前後して、日向灘周辺ではM3~M5規模の地震も起きている。過去、この海域では周期的にM7クラスの大地震が発生しているのだが、一方で政府の「地震調査研究推進本部」が公開する資料『日向灘および南西諸島海溝周辺の地震活動の長期評価について』を見ると、今後も「M7.6前後の大地震が発生する可能性がある」と言及こそなされているものの、その発生確率は10%と低く見積もられているようだ。

 しかし、日向灘の地震が宮崎県東部沖合への影響のみに留まらず、「南海トラフ(四国沖から駿河湾の海底に存在する溝)で起きる巨大地震の引き金になる」との説も唱えられている。その理由の一つには、日向灘が南海トラフの西端に位置していることが挙げられるのだが……。今回は、日向灘の地震と巨大地震の関係について考えてみたい。


■2人の学者は指摘する

 さて、測量学の世界的権威で、「電子基準点」のデータをもとにした地震予測を行う村井俊治・東大名誉教授については、過去の記事でも紹介してきた。氏は、今年に入って日本で起きた震度5以上の地震すべて(5回)を事前に予測し、的中させている人物である。

 その村井氏は『夕刊フジ』(2014年1月11日、産経新聞社)紙上で「東日本大震災の2日前には三陸沖を震源とする震度5弱の地震があった。今後、日向灘周辺で震度4、5が起きたら、引き金となって南海地震を引き起こす可能性がある」と語っている。8月29日の日向灘の地震が、村井氏が指摘する地震に該当するものであるとすれば、これは「南海トラフ地震」の前兆であるとも言えそうだ。

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南海トラフ「Wikipedia」より

 また、村井氏同様にこれまで数多くの巨大地震を予測・的中させてきた木村政昭・琉球大学名誉教授は、日向灘での大きな地震を以前から警戒していた。木村氏のHPで公開されている予測マップを見ると、日向灘のあたりに「2014±5年(M8.7)」と書かれているのだ。8月29日のM6.2の地震が木村氏の予測に合致するものだったのか、本人の見解は未だ発表されていないので、今後周辺でのさらなる大地震に繋がる可能性があるということなのかもしれない。

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