警察ヘリが“緊急回避”を余儀なくされた。米軍基地上空に現れた「ティック・タック」型UFOの脅威

昨年、イギリスにある米軍基地の上空で、警察ヘリコプターが正体不明の「高速ドローン」に遭遇し、緊急回避行動を余儀なくされていたことが明らかになった。
当局はその後、この物体は通りすがりの戦闘機に過ぎないと結論づけたが、英Daily Mailが入手したという事件ログとビデオ映像の分析結果は、より恐ろしい事実を示唆している。目撃者によれば、その物体は「ティック・タック(ミント菓子)」のような楕円形をしており、2004年に米海軍が遭遇した有名なUFO目撃例を彷彿とさせるものだった。
警察ヘリを執拗に追跡した「謎の飛行物体」
Daily Mailが入手した情報によると、事件は2024年11月22日、イギリス東部のサフォーク州にある米軍基地、RAFレイクンヒース周辺で発生した。国家警察航空隊(NPAS)のヘリコプターが、未確認の飛行物体に「標的にされ」、空中衝突寸前の距離まで接近されたという。
英国航空安全委員会の報告書では、ヘリのパイロットが近くを飛行していた米軍のF-15戦闘機の光を誤認したとされている。しかし、情報公開法に基づいて公開された警察のログには、全く異なる状況が記録されていた。
サフォーク警察のログには、「ヘリはドローンと危険なほど接近したため、緊急回避行動をとらざるを得なかった」と記されている。パイロットたちは緊急降下を行ったが、2機のドローンが約165ノット(時速約305km)という猛スピードで追尾し、数分間にわたってヘリを追い回したというのだ。「ドローンに標的にされ、エリア外へ追い出された」とパイロットたちは証言している。

映像が捉えた「戦闘機には不可能な動き」
軍関係者の一人は、ヘリの赤外線カメラが捉えた30分間の映像を確認し、単なる戦闘機との接近遭遇ではないと断言する。「パイロットたちはF-15のことなど一言も話していない。彼らが話しているのはドローンのことだけで、その動きがヘリと完全に同期していることや、異常な速さについてだ」
さらに映像には、戦闘機には物理的に不可能な動きをする物体が映っていたという。「固定翼機(戦闘機)にはできない、小さなコルク抜きのような回転機動を行っている物体が確認できた」と情報筋は語る。Daily Mailが入手した映像の一部には、赤外線カメラ上で小さな斑点のように見える物体が、画面上部に向かってゆっくりと移動する様子が捉えられている。
基地周辺で相次ぐ「ティック・タック」型UFOの目撃情報
事件当時の警察ログによれば、11月20日から22日にかけて、RAFミルデンホール、RAFフェルトウェル、RAFレイクンヒースの3つの基地周辺で、ドローンの目撃情報が相次いでいた。「過去2晩で約20機のドローンが飛行していた」「ホビードローンとは思えない大きさだ」といった報告が記録されている。
ある通報者は、基地周辺で「ティック・タックのような形をした、大きな静止物体」を目撃したと証言している。これは2004年に米海軍のパイロットが目撃した未確認飛行物体(UAP)の特徴と一致する。また、別の報告では「ドローンは明るく発光しており、隠れようともせず非常に低空を飛行していた」とされている。

当局の結論に対する疑問の声
英国航空安全委員会の公式報告書は、レーダーデータに基づき、ヘリとF-15戦闘機が約1700フィート(約500メートル)まで接近していたことを示し、これを誤認の原因とした。しかし、気象学者のスチュアート・オニェチェ氏は、ヘリと戦闘機の双方が、高度な技術を持つドローンを追跡していた可能性が高いと指摘する。
「経験豊富なヘリパイロットたちの初期評価を信頼すべきだ。彼らは何らかの無人機に接近され、回避行動をとったのだ。F-15がいたのは事実だが、重要なのはそのF-15が何を追っていたかだ」とオニェチェ氏は語る。
米国内の基地でも同様の高度なドローンによる侵入が確認されており、既存の検知・妨害装置が無効化された事例も報告されている。今回の事件もまた、未だ解明されていない高度な技術を持つ何者かの存在を示唆しているのかもしれない。
参考:Daily Mail Online、ほか
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2024.10.02 20:00心霊警察ヘリが“緊急回避”を余儀なくされた。米軍基地上空に現れた「ティック・タック」型UFOの脅威のページです。ヘリコプター、チクタクUFOなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで