三角形UFOが世界中で同時多発?― “ドローンシーズン”到来か、それとも地球外からの訪問者か

夜空に浮かぶ奇妙な光。そのほとんどは、ありふれた現象として説明がつく。しかし、カナダ・トロントの住民たちは、自分たちの街がUFOに訪問されたと固く信じている。そして、同様の目撃情報は、今や世界中で同時多発的に報告されているのだ。
トロント上空に現れた“3つの光る球体”
2025年9月23日の夜8時20分頃、トロント東部のブルックリン地区で、ある男性が夜空に浮かぶ3つの光る球体(オーブ)をビデオに収めた。三角形に配置されたこれらの球体は、約30秒間空に留まった後、静かに消え去ったという。
Triangle orbs in the sky near Toronto
byu/Aitherios inUFOs
この動画がSNSに投稿されると、瞬く間に反響が広がった。「今日、目撃情報が多すぎる!」という驚きの声と共に、「30分前にトロントで全く同じものを見た」という追随の証言も現れた。
ニュージャージーの“ドローン騒動”再来か
この現象に対し、あるユーザーは「“ドローンシーズン”の到来のようだ…ただし、今回はもっと巨大で、もっと馬鹿げている」とコメント。彼は、昨年の米国ニュージャージー州で起きた謎のドローン群の目撃騒動との関連性を指摘する。
当時、ニュージャージー州では数週間にわたり、夜空を編隊飛行する謎の光が多数目撃され、ある市長が政府による「隠蔽工作」を示唆するほどの騒ぎとなった。FBIも調査に乗り出し、トランプ大統領が「調査やその他の理由のためにFAA(連邦航空局)が許可したものだ」と発言し、ミステリーをさらに深めた。
「ニュージャージーのドローンを予言したリモートビュアー(遠隔透視者)が言っていたように、次の波はもっと大規模で、もっと世界中に広がり、もっと奇妙なものになるだろう」と、先のユーザーは不吉な予測を付け加えた。
彼の言葉を裏付けるかのように、ここ数日の間に、デンマーク、ドイツ、ポルトガル、英国、そして米国のルイジアナ州からカリフォルニア州に至るまで、世界各地から同様のUFO目撃動画が次々と投稿されている。
UFOの正体は?―ありふれた誤認から“宇宙ゴミ”まで
もちろん、すべての目撃情報が本物のUFOであるわけではないだろう。英国国防省がかつて設置していたUFO調査部門は、60年間の調査の結果、UFOと誤認されやすいもののデータベースを作成している。そのリストには、軍用機、火球(隕石)、レンズフレア、月、国際宇宙ステーション、奇妙な形の雲、サーチライト、そしてスカイランタン(天灯)などが含まれている。

さらに、近年深刻な問題となっているのが、低軌道上の「宇宙ゴミ」だ。機能停止した人工衛星などが大気圏に再突入する際、巨大な火球となって空を横切り、1分以上も燃え続けることがある。その際、破片に含まれる様々な物質が燃えることで、色鮮やかな軌跡を描き、地球外の乗り物であるかのような印象を与えるのだ。
今回の世界的な同時多発目撃は、単なる偶然の一致なのか。それとも、リモートビュアーが予言した、より大きな何かの始まりなのだろうか。懐疑論者たちが主張するように、これらすべてがAIによって生成されたフェイク映像である可能性も現代では否定できない。
夜空を見上げる我々の目は、今、かつてないほど多くの「謎」と対峙しているのかもしれない。
参考:Daily Star、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊三角形UFOが世界中で同時多発?― “ドローンシーズン”到来か、それとも地球外からの訪問者かのページです。ドローン、UAPなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで