>  > 世界初・ホログラムによるデモ行進!

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 今月11日、スペインの首都マドリードで、ある法律に反対する市民らによるデモ行進が行われた。しかし、そのデモ隊には生身の人間が1人もいない。これは一体どういうことなのか、まずは動画で確認していただこう。

画像は「YouTube」より

 そう、デモの参加者は全員がホログラム。議会庁舎付近の路上に設置した巨大で透明なスクリーンに、プラカードを掲げて行進するデモ隊の姿を投影するという、世界初の試みだったというわけだ。一見、幽霊のデモ行進のようにも見えてしまうが、「自由のためのホログラム」と称するこの運動が誕生した背景には、昨今スペイン議会で可決された「市民安全法(Citizen Safety Law)」の存在があるようだ。

 スペイン紙「El mundo」をはじめとする欧州各国メディアが報じたところによると、この「市民安全法」は、その響きの良さとは裏腹に、市民の自由と権利を著しく侵害するものであるとの懸念が広がっているという。この新法が7月に施行されれば、スペインでは政府の建物付近でデモ行進などの抗議活動をすると、最大60万ユーロの罰金が科されることになる。さらに、公共の場でのたむろや警官への侮辱も、厳しい取り締まりを受けるようになるという。市民の間では、「言論弾圧法」だと指摘する声も上がっているようだ。

hologram.jpg
画像は「YouTube」より

 そこで「市民安全法」に反対する人々は、同法を上手にくぐり抜けるデモの手法を考案。それこそが、ホログラムによるヴァーチャル抗議活動だったのだ。活動団体のスポークスマンは、「これこそ(『市民安全法』を)廃止に追い込むための究極の方法だ」と語っている。非常に斬新かつ、近未来的なデモの光景は、現在世界を駆け巡っている。団体にしてみれば、まさに思惑通りといったところだろうか。
(編集部)


参考:「The Daily Mirror」、ほか

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