>  > テレビ番組の“極貧”制作費を制作会社が暴露!

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吉沢ひかる

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credit:Sara/from Flickr CC BY 2.0から

 不況の影響や視聴率の低下などを受けて、各テレビ局は番組制作費の削減を強いられている。業界の現場で働く関係者からは「制作費が減った」という声をよく聞くが、実際のところ、どの程度の予算で番組は制作されているのであろうか。関係者に話を聞いた。

「番組制作費は毎年、右肩下がりです。お金があればよい番組が作れるとは限らないのですが、最近の番組予算は、もはや破綻しているとしか言いようがないです。ゴールデン番組は数千万円単位の制作費がありますが、たとえば土日の夕方の時間帯に放送されるような番組の場合には在京キー局であっても、1時間番組を100万円で作らないといけないことがあるんです」(番組制作会社プロデューサー)

 制作費100万円だと、いったい、どのくらいの利益が出るのだろうか?

「予算100万円の内訳は番組の要であるディレクターが20万円、放送作家が10万円、出演者やナレーターなどの出演者のギャラが20万円ほど。さらに映像編集費30万円、MAと呼ばれる音声編集費10万円が必要となり、これだけで合計90万円はかかります。さらに、これらを差し引いて残った10万円で番組を制作し、交通費や弁当代などを捻出すると、手元に残る金額はわずか数万円程度。テロップなんか作れませんよ……」(同)

 かなりシビアな様子だが、さらにこのようなこともあるという。

「テレビ局ならまだしも、制作会社に回ってくる予算は雀の涙です。テレビ業界の下請けは厳しい条件でも請け負わざるを得ないので、どこも泣いていますよ。中には足りない金額を実費で払っているところもあるそうです」(同)

 お金があればよい番組が作れるとは限らないが、最低限の予算さえもなければ番組は作れない。また当然、質の高い番組を視聴者に届けることはできない。まずは、そのことをテレビ局は重く受け止めるべきだ。
(文=吉沢ひかる)

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