全国各地で「地震雲」出現相次ぐ!! 超巨大地震の発生間近か、専門家が謎に迫る!

 ここ数日、全国各地の空で奇妙な形の雲が多数観察され、ツイッターなどを通じて拡散、注意を呼びかける声が上がりはじめている。というのも、それと同様の奇妙な雲が、あの阪神・淡路大震災や東日本大震災の前後にも目撃されていたのだ。首都直下型地震や南海トラフ巨大地震について、複数の科学者が「いつ起きても不思議ではない」と指摘していることは周知の事実だが、とうとう“その時”が目前に迫っているということなのだろうか?

 


■決して軽視するな! 「地震雲」はある!

 まず、今回の空の異変について考察を進める前に、「地震雲」についての基礎知識をもう一度確認しておこう。

 巨大地震の前後に、自然界でさまざまな異変が見られることは、古くから指摘されてきたことである。奇妙な形の雲のほかにも、火山活動の活発化、陸上動物や海洋生物の異常行動、謎の発光体や光の柱、見慣れない虹(日暈・環水平アーク・白虹など)、さらに人々の頭痛や耳鳴り、予知夢などあらゆる「宏観異常現象」が報告されているのだ。とりわけ地震雲は人々が目撃しやすい異変であり、他の宏観異常現象と比べて報告例も格段に多く、その特徴は、概ね以下のように集約できる。

・ 低高度に発生する
・ 風に流されず、長時間消えない
・ 地震の規模にかかわらず発生する
・ 形状は「筋状」「洗濯板状」「波紋状」「放射状」「弓状」など多岐にわたる

 つまり、空を見上げたあなたが「何やら見慣れない形の雲がある」と感じ、それが低空でしばらく観察できた場合には、地震雲である可能性が高いというわけだ。

 


 地震雲を含む宏観異常現象について、地殻の変動によって放出されるパルス電磁波の影響ではないかと指摘する説はあるものの、依然として因果関係が証明された例はない。そのため、とかく宏観異常現象を「オカルト的なもの」として一笑に付す風潮も一部で見られるが、それは間違いだ。多くの人々が、巨大地震の発生前に、異変を目撃したり感じ取っていることは紛れもない事実。中国などは、国家レベルで宏観異常現象の解明に心血を注いでいるほどだ。現代の科学で解明することができないからといって軽視する姿勢こそ、被害拡大につながる危険に満ちた愚行といえる。

 


■30年の経験から分析する、ここ数日の「地震雲」

 では、ここ数日間で相次いでいる地震雲の出現をどのように捉えるべきか? 日本列島全体が大きな揺れに襲われるような超巨大地震が目前に迫っているのだろうか? まだ科学を頼りにすることができない現在、私たちが参考にすべきもの、それは“経験則”だ。

 そこで今回、トカナ編集部は地震関連の連載でもお馴染み、百瀬直也氏にコメントを求めた。30年以上にわたりデータ重視の超常現象研究、地震前兆分析に取り組んできた百瀬氏の見解は、以下のようなものだ。

わかりやすい地震雲の本

これであなたも大地震を予知できる

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