【緊急考察】大地震の前兆か? 続出する動物の異常行動

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 この数週間ほど、各地で動物の異常行動が数多く確認されている。イワシやブリの大漁、深海魚の捕獲、クジラやオットセイの湾内への迷い込み、例年より早いクマの出没などだ。果たして、動物たちの異常行動は大地震の前触れなのだろうか。考えてみることにしたい。


■迷い込むクジラ

 先月21日10時45分ごろ、沖縄県石垣市の北西部にある川平湾で、ザトウクジラの親子とみられる2頭のクジラが回遊している姿が目撃された。石垣島に暮らす筆者の知り合いに尋ねたところ、景勝地として有名な川平湾は、潮の流れが速く遊泳禁止になるほどの場所であり、そこにクジラが現れたことなど過去にはなかったという。

 それから2日後、2月23日には、静岡県御前崎の海岸で全長9メートルのザトウクジラが打ち上げられていた。イルカやクジラは大脳の磁気センサーによって進路を確認するが、それが地殻変動によって発生する電磁波に撹乱され、方向感覚が狂ってしまうとする説もあるので、警戒しておく必要があるだろう。

■イワシの大漁

 先月22日、新潟県の佐渡島で大量のイワシの群れが両津港に入り込み、「すぐ釣れる」と多くの釣り人が集まった。これほど多くのイワシが集まるのは極めて珍しいという。

 また21日ごろ、岩手県下閉伊郡山田町の大浦漁港にも、海底が見えなくなるほどのイワシが押し寄せた。その後、24日19時36分に岩手県沖でM4.3、最大震度3の地震が発生したが、この前兆だった可能性も考えられる。

 そもそも三陸沿岸の漁民の間には、「イワシでやられてイカで助かる」ということわざがある。津波の前はイワシが大量に出現し、津波の後にはイカが大漁になるという、警告の意味を込めた言い伝えだ。実際、関東大震災(1923年)の前兆現象の調査では、ネズミ、イヌに次いでイワシについての報告が多い。阪神・淡路大震災(1995年)の発生前夜、漁では珍しくイワシが海面スレスレまで浮上したという。このように、イワシの大漁に喜んでばかりもいられず、大地震の前兆であるケースも存在するのだ。

■その他の海洋生物も……何かがおかしい

 先月23日には、神奈川県の真鶴沖でブリが大漁になったという。また26日には、鳥取県の境漁港でサバを中心にアジやカタクチイワシなど1,110トンの水揚げがあり、今年初の大漁旗が挙げられた。この3日前の23日には、同じ鳥取県にある鳥取市気高町の船磯漁港にオットセイが出現した。これはオホーツク海などに生息するキタオットセイと見られ、山陰海岸で目撃されるのは珍しいことだという。

 戦前の著名な地球物理学者・寺田寅彦博士は、1930年11月26日の北伊豆地震(M7.3)に際し、伊豆半島東部沿岸で捕れた魚の種類が地震の前後でまったく異なるという報告に関心をもった。具体的には、アジの漁期の最中であるにもかかわらず、サバが数多く網にかかったようだ。漁で見られる異変が、地震の前兆であった事例は少なくないのだ。

 また今月1日には、富山県東部の滑川沖で、解禁されたホタルイカ漁の定置網に、体長約5mのダイオウイカ1匹がかかっていた。近年、富山湾ではダイオウイカが相次いで見つかっているという。ダイオウイカなどの深海生物と地震の関係については、昨年の記事で指摘した通りだが、注意するに越したことはない。


■早起きのクマ

 海洋生物だけではない。陸上動物の異常行動も見られる。先月23日の朝には、岐阜県高山市でツキノワグマの親子2頭が目撃され、さらに24日にも続いた。今年の岐阜県では、クマの目撃情報が例年になく早いペースで報告されており、高山市の担当者は「出没は例年4月ごろ。これだけ早い年は珍しい」(岐阜新聞電子版、2015年2月26日)と驚きを隠さない。専門家によると、昨年秋にドングリなどが凶作でクマが十分に餌を食べられず、冬眠期間が短くなった可能性があるという。しかし、地震前の地殻変動を察知して冬眠から目覚めたという可能性はないだろうか。

 大地震の多発地帯であるカムチャッカ半島には、「クマが冬ごもりの穴から抜け出すと地震」という言い伝えがある。また、ヘビ研究家の高田榮一氏のように、2004年に日本海側でクマ出没が多発したのは、その年の10月23日に発生した新潟県中越地震の前兆だったのではないかと指摘する人もいる。冬眠中であるはずの動物が出没した場合には、用心するべきかもしれない。

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