ダイオウイカの出現は大地震の前兆か?
ダイオウイカの出現は大地震の前兆か?2月、3月の地震に注意?

――30年以上にわたり、スピリチュアル・超常現象を研究する百瀬直也が、今話題の不思議ニュースを独自の目線で紹介する。
今回は、何かと話題に上っているダイオウイカが地震と関係あるかどうかについて書いてみたい。ダイオウイカ(大王烏賊)は深海に棲む巨大なイカで、「北米、ヨーロッパ付近の大西洋、ハワイ島付近、小笠原諸島」などの広い範囲で発見されているが、発見例は少なく、その生態は詳しくわかってはいない。日本では、昨年1月に小笠原諸島の深海で生きているダイオウイカの撮影に世界で初めて成功。『NHKスペシャル』で放映され、話題となった。
世界でも日本近海でも目撃されることが珍しいダイオウイカだが、今年に入って日本での捕獲が相次いでいる。まず1月4日に富山県氷見市沖の定置網に体長3.5mの個体がかかり、8日には新潟県佐渡市沖で体長4mの生きたダイオウイカが、19日には同県柏崎市の海岸で体長3~4mのものが打ち上げられ、さらに20日には鳥取市沖で底引き網に約3.4mのものがかかった。
■単なるブームなのか?
短期間でこれだけの捕獲が続いていることから、地震の前兆ではないかという声も上がっているが、どうなのだろうか。
ダイオウイカの世界的な研究者である国立科学博物館の窪寺恒己博士は、FNNニュースの取材に対して、強い寒気団や強い西風などの条件が合ったときに、何個体かのダイオウイカが現れるとして、2006年冬に6個体が日本海で挙がったケースを指摘している。これに対して、タレント、イラストレーターで、東京海洋大学客員准教授でもある魚類学者のさかなクン(宮澤正之氏)は、異なる意見をもっているようだ。専門家たちが海流の変化説や地震の前兆説を唱える中で、さかなクンは一言「ブームだから」との見解を述べたということが、ネット上で一躍話題になった。つまり、いままでもダイオウイカは水揚げされていたが、NHKの番組が火付け役となって注目される前には、不味くて食べられないために捨てられていただけだというのだ。それが、ダイオウイカがブームになってからは、地元メディアの耳にも届くようになり、地方紙などで取り上げられる機会も増えたということだろう。
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