【緊急考察】大地震の前兆か？　続出する動物の異常行動

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■シカやカモシカにも異変

　先月13日には、愛知県設楽町東納庫の名倉小学校にニホンカモシカが現れた。さらに今月2日には、山梨県笛吹市の市街地にシカが出没。その次の日には、北海道の新千歳空港にシカ7頭が侵入し、滑走路が閉鎖されたというニュースも伝えられている。

　昨年11月22日に長野県北部地震（M6.7、最大震度6強）が発生したが、これに先立って群馬県高崎市では、クマ、シカ、イノシシ、アライグマなどの出没が相次いでいる。この事実を鑑みるに、陸上動物の異変が地震の前兆である可能性は捨て切れないだろう。

■やはり地殻変動が起きている？

　ちなみに、電子基準点が捉えた地殻変動により多くの地震を予測・的中させてきた村井俊治・東大名誉教授は、『週刊朝日 3/13号』（3月2日発売）で、「去年の12月中旬から下旬にかけて、北信越の地盤に異常が見られました。地震発生までは、およそ5カ月くらいかかるので、岐阜県飛騨地方を含む北信越地方は要警戒地域です」と語っている。他にも村井氏は、「異なった速度で沈降を続けている奥羽山脈付近も同じように可能性が高いとみています」と指摘しているので、東北の余震域は特に注意が必要だろう。

　今回紹介した動物たちの異常行動は、必ずしも全てが地震と関連しているとは言い切れないものだ。しかし、過去の事例や分析と照らし合わせると、地震の前兆であるという可能性を無視できないことも分かるだろう。今後も魚の大漁、深海魚捕獲、動物の異常行動などのニュースは、十分注視していただきたい。

百瀬直也（ももせ・なおや）
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ：『探求三昧』、Web：『沙龍家』、Twitter：@noya_momose

※百瀬氏が企画・執筆したコンビニムック『2015予言 戦慄の未来記』（ダイアプレス）、大好評発売中！

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