泥棒の技術が超ハイテク化!? ラジコンヘリと赤外線カメラで大麻栽培所が丸裸に!

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 使うのは、近所のスーパーでも60ポンド(約1万円)で売っているラジコンヘリコプターと、赤外線撮影ができるように改造したデジタルカメラです。特別なカメラというわけではなく、どんなデジタルカメラも、基幹部品の交換だけで赤外線撮影に対応できる可能性はあるということです。ヘリに装着したカメラで撮影される映像は、リンクさせたiPadでモニターします。ほとんどの家庭にデジタルカメラとタブレット端末が普及していることを考えれば、新たに購入するのは赤外線カメラ用の部品とラジコンヘリのみという手軽さです。

mujinki1.JPG市販ラジコン機が無人偵察機に!? 画像は「Daily Mail」より

 大麻栽培をしている家や部屋は大量の熱を発しているので、赤外線カメラには白く光って見えます。空撮で周辺の一般住宅と比べれば違いは一目瞭然です。こうして見つけた大麻栽培所に、犯罪者は大麻を盗みに入り、それをストリートで売るのです。あるいは、栽培者と”なしをつけて”金を要求します。盗まれたり脅されたりした栽培者側は、警察に駆け込むわけにもいきませんから泣き寝入りです。

■早い者勝ち!? 泥棒と警察の探索競争

 赤外線捜索というアイディアを犯罪者に盗まれた警察も、赤外線カメラによる大麻栽培所の捜索を継続していて、摘発も相次いでいます。英警察の最新レポートによると、イギリスでは栽培所の数が2年で倍増していて、毎日21か所以上が摘発されているそうです。栽培所での犯罪・暴力も増加していて、銃火器使用のケースも報告されています。

mujinki2.JPG大麻を栽培している家屋が赤外線に反応! 画像は「Daily Mail」より

 リモコン操作の簡素で安価な無人機が誰にでも入手できるようになり、犯罪にも使われるようになってきていることを英国政府も重く見ていて、今後製造や販売、購入に規制がかけられるようになるかもしれません。しかし、大麻栽培所での窃盗や強盗、恐喝、そして暴力事件が増加の一途をたどれば、大麻を栽培しようと思う人間は減るはずなので、無人機は一種の抑止力になるとも考えられます。

mujinki3.JPG大麻の屋内栽培の現場 画像は「Daily Mail」より

 大麻を栽培するという犯罪と、その大麻を盗むという犯罪、コストパフォーマンスから考えれば絶対後者に軍配が上がります。誰もがそんな風に考えれば、栽培する人がいなくなってどちらの犯罪もなくなる、という好循環を生んでもよさそうなのですが…。
(文=巴有亜生)

動画は「YouTube」より

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