【動画・写真】奥秩父の奇祭「甘酒こぼし」 ― 裸の漢たちが200リットルの甘酒をぶっかけ合うカオス
2014.08.14 17:00
だが、21世紀の現在になった今でも、なぜこんな無意味に思える祭りを開催し続けているのか? 保存会長は、祭りに込められた切実な気持ちを語った。「昭和22年、食糧難の時代にふさわしくないということで、甘酒こぼしが中止になったことがありました。その年に、この村に疫病が流行したんです。それ以来、どんな食糧難でも毎年欠かさず続けていくことになりました」参加者から思わず笑顔がこぼれる楽しげな奇祭の裏には、疫病退治への切実な願いが込められているのだ。
(文・写真・動画=萩原雄太/劇団「かもめマシーン」)
動画は、萩原氏撮影・編集「Youtube」より
■猪鼻の甘酒まつり(甘酒こぼし)
日時:毎年7月の第四日曜日
場所:秩父市荒川白久、熊野神社
ルート:秩父鉄道三峰口駅から徒歩20分
秩父鉄道三峰口駅下車、西武観光バス「秩父湖」、
「中津川」または「大滝福祉センター」行き利用、バス停「荒川局前」下車
【日本の奇祭シリーズ】
・大田区の奇祭「水止祭」
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