【動画・写真】奥秩父の奇祭「甘酒こぼし」 ― 裸の漢たちが200リットルの甘酒をぶっかけ合うカオス

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■甘酒を試飲 口に合わない味

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 池袋駅からおよそ2時間で、秩父鉄道の終点・三峰口駅にたどり着く。さらに、ここから深い渓谷となった荒川を渡り20分も歩けば、すでに人里離れた山の中。秩父市・猪鼻地区にある熊野神社で毎年7月の第四日曜日にこの奇祭は行われている。朝10時から式典を行い、その後直会(なおらい)と呼ばれる宴会を開催。13時から行われる甘酒こぼしの開始以前から、すでに男たちはへべれけだ。観光客も、甘酒のふるまいに預かれるということで、ひと口試飲させていただいた。

 神社境内の一角に置かれた樽には、前日から寝ずの番で作られた甘酒がタップリと入っている。その量はなんと200リットル! まず驚くのはその色だろう。麦と米麹が使われた甘酒は、正月で神社で飲む白濁した甘酒とは異なり、黄色い色をしている。そしてひと口含んでみたところ、甘みよりも、ツーンと酸っぱい味が口の中に広がってくる。正直、あまり口には合わない味だったが、保存会の会長によれば「今年はいい甘酒ができた」ということ。だがもちろん、この後、男たちがその甘酒を口にすることはない。

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