傘が劇的に進化! 見えない傘、その名も「空気傘」が製品化目前!!

・中国人エンジニアたちが、「空気傘」を発明
・ヘッドから円状に噴出する空気で雨を弾き、濡れるのを防ぐ
・課題は駆動時間と、強風・豪雨への対応
・クラウドファンディングで、目標額の10倍以上を集めている

傘が劇的に進化! 見えない傘、その名も「空気傘」が製品化目前!!の画像1画像は「Oddity Central」より

 このガジェットは、決して次世代の“大人のオモチャ”などではない。その形からは想像できないが、これは中国・南京航空航天大学の卒業生たちが中心となって発明した未来の傘、その名も「空気傘(Air Umbrella)」だ。

■「空気傘」の構造とメカニズム

 「空気傘」ヘッド部分に搭載されたモーターが、使用者を頭上から覆うように空気を噴出することにより、雨を寄せ付けない仕組みとなっているという。つまり、こうもり傘の布地の部分を、目に見えない空気の層で代用してしまおうというハイテク製品なのだ。噴出される空気は約1mの円状に広がるため、ほとんどの人が十分収まることができるという。デモンストレーション映像からは、降り注ぐ水滴を空気が見事に弾く様子が確認できる。

 こうもり傘の“棒”に該当するパーツは少し太めになっているが、内部にリチウム電池が搭載されている。持ち手の部分には、コントロールスイッチも付いているようだ。本体は、もちろん防水性能を備えている。

■しかし課題も……

 まさにこれこそ未来の傘のスタンダードか!? と興奮しそうになるが、発明者たちは「空気傘」にはまだクリアしなければならない技術的課題があることも認めている。その1つは、駆動時間の短さだ。現在の、「空気傘」は、最長でも30分しか駆動できない。今後は電池の改良にも取り組む必要がありそうだ。そしてもう1つの課題は、強風や豪雨への対応。開発者によると、風雨が強まるほど、噴出する空気も強くしなければならないという。そのため、現段階の「空気傘」は、土砂降りの日には効果を発揮できないようだ。しかし台風のような天候下では、そもそも従来の傘さえ使い物にならないため、こちらはそれほど問題にならないかもしれない。

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