「死体洗いのバイトをしたことがある人」はいますか? by渋井哲也

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~【ジャーナリスト渋井哲也のひねくれ社会学】都市伝説よりも手ごわいのは、事実だと思われているニセモノの通説ではないだろうか? このシリーズでは実体験・取材に基づき、怪しげな情報に関する個人的な見解を述べる~

 たまに耳にする「死体洗いのアルバイト」だが、私が見聞きした範囲では、そんなものは存在しない。死体を取り扱う機関といえば「警察署 消防署 病院 葬儀社」などが考えられる。

 しかし、私が新人記者だった頃、毎日のように警察署や消防署、病院を取材していたが、これらの職業以外の人が死体を扱っている場面は目にしたことがない。

 いつだったか、実話誌の取材で改めて「死体洗いのアルバイト」があるのか検証するため、「警察署 消防署 病院 葬儀社」に取材をしたことがある。しかし、いずれの取材先でも「そんなものがあるわけないだろう」と言わんばかりの対応をされてしまった。


■アルバイト経験を語る人物

 だが、「死体洗いのアルバイトをしたことがある」と話す人はゼロではない。テレビ番組や雑誌などでも、その経験を話す人は時折現れるのだ。

「死体洗いのアルバイトは、本当は存在するが、公に存在しているわけではなく、秘密裏に行われているのかもしれない。私の取材力が足りないだけかもしれない」

 彼らを見て、私はそう思うことがある。

 だが、たとえあるとしても、どんな目的で「洗う」のだろうか? 

 たとえば、「人体実験をするための検体があったとして、そのときに『洗う』作業が発生する?」 しかし、人体実験が存在するとしても、「洗う」ことだけに人員を割くのは費用対効果としてどうなのか。また、お金の出所も不明だ。

 では「家族がなんらかの理由で死亡し、まだ『お別れ』をしたくない理由があるとする。その際、冷凍保存が必要になるが、その間に『洗う』という工程がある?」 しかし、こんなケースは実際には聞いたことがないし、あったとしても、極レアな数だろう。

死者の奢り・飼育 (新潮文庫)

どちらかというとこの小説は「死体運び」?

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