虐待、拷問…ローマ法王訪問で消されたストリートチルドレン! 人道支援の暗部=フィリピン
イギリスメディア「Daily Mail」によると、世界中で人道支援の活動を行っているローマ法王の来訪が、立場の弱い子どもを追い詰めているというニュースが注目されている。フィリピン首都マニラにて今月15日ローマカトリック教会フランシスコ法王が大規模な野外ミサを行い、推定600万人もの人が参加しマニラ市内は大きになにぎわいを見せる一方、哀れなストリートチルドレンたちが余儀なくされた過酷な現実とは……。
■ローマ法王の来訪前にストリートチルドレンたちが町中から消える
法王の訪問前、多くのストリートチルドレンたちが暮らすマニラ市内では、幼い少年少女たちが劣悪な環境の留置所に収容された。政府は独自の子ども保護法を濫用しフィリピンの暗部であるストリートチルドレンの問題をローマ法王の目に留まらないように、路上生活よりも過酷な留置所に彼らを押し込めたのである。
一般的に考えて、路上生活を強いられている子どもたちを施設に保護する事に何の矛盾点も見当たらないだろう。しかし問題となっている留置所内部の写真は、目を覆いたくなる程に酷く、怒りすらこみあげてくるものなのだ。
大人が収監される監獄と同様に、寝床はコンクリート、排泄もバケツの中でしなければならない。食事は床に撒かれた残飯を食べなければいけない。留置所をよく知る人物によると、監視官は内部での虐待を明確に把握しているが、それをあえて見過ごしているという情報もあるという。
ノーベル平和賞候補に選ばれた事もあるアイルランドの宣教師シェイ・クレン神父(71歳)は政府の無慈悲さに怒りを隠せない。
「罪のない少年少女たちは留置所に収容され、完全に人間の尊厳に反した生活を強いられ、基本的な人権が全くない。教育も娯楽も無い。本来大人たちが用意するべき子どもたちの成長を手助けするものが一つもない。さらには最低限の衣食住も用意されず、誰にも守られず、危険な状況のなか彼ら自身でその身を守らなければならない……中略……この留置所はストリートチルドレンの存在を隠蔽する政策であり“国家の恥”である」(シェイ・クレン神父/DailyMail)
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2024.10.02 20:00心霊虐待、拷問…ローマ法王訪問で消されたストリートチルドレン! 人道支援の暗部=フィリピンのページです。ローマ法王、虐待、拷問、ジョー丸山などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで