本土民よ、『沖縄ベイ・ブルース』の歌詞に隠された本当の意味を知っているか? 米軍基地問題と守られなかった約束!!
「約束はオウム返し」…。
どれだけの政治家が「沖縄の負担を軽減すべし」と語ってきただろうか。それでも状況は少しも変わっていない。復帰後間もない沖縄に、阿木燿子はよく1人で旅に出かけていた。美しい海、豊かな自然を味わい、素朴なウチナーンチュとの交流することが目的の旅だが、否応なしに沖縄の現実が目に入ってしまう。
阿木燿子の話を聞いて、竜童は思ったという。ダイレクトなメッセージを叫んでも、ヒステリックになるだけで少しも響かない。色っぽく包んで恋歌にしようと……。伝わる人には伝わる。分からない人には分からない。歌なんて、そんなもんだから……。
それでも最近、竜童はライブで『沖縄ベイ・ブルース』を歌い終わると、「普天間はどうした!」と叫ぶ。
発表から40年近く経つ『沖縄ベイ・ブルース』は、まるで沖縄の今を歌っているように聞こえる。それはこれが名曲であるだけでなく、沖縄の状況がまるで変わっていないという、悲しい現実も反映している。
(文=深笛義也)
■深笛義也(ふかぶえ・よしなり)
1959年東京生まれ。横浜市内で育つ。18歳から29歳まで革命運動に明け暮れ、30代でライターになる。書籍には『エロか? 革命か? それが問題だ!』『女性死刑囚』『労働貴族』(すべて鹿砦社)がある。ほか、著書はコチラ。
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2024.10.02 20:00心霊本土民よ、『沖縄ベイ・ブルース』の歌詞に隠された本当の意味を知っているか? 米軍基地問題と守られなかった約束!!のページです。沖縄、米軍基地問題などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで