「空飛ぶジェットパック」に大注目!! “空を飛ぶ人間”が町中にあふれる兆し!
■アメリカ版ジェットパック「ロケットベルト」にも注目!
今回、オーストラリアとニュージーランドを中心に世界から注目が集まっているジェットパックだが、実はアメリカでもジェットパックが人々の関心を集めている。1984年に開催されたロサンゼルスオリンピックの開会式にて男性が華麗に空を飛ぶ姿が記録されているのだが、これはアメリカ航空業界大手のベル・ヘリコプター社の前身であるベル・エアクラフト社製の「ロケットベルト」だ。
ベル・ヘリコプター社に10年以上勤務しているデニス・ジャクソンさんによると1949年からアメリカ陸軍による研究が始まり、1960年代からベル・エアクラフト社の協力の下、数々の改良を重ねてきたのだという。1965年には映画「007」の中でショーン・コネリー扮するジェームス・ボンドがロケットベルトで空を飛ぶシーンが話題になり、昨年にはゲーム会社のCMでプロバスケットボール選手がロケットベルトで家の中を跳ぶ姿が世間の注目を集めた。
ジャクソンさんはロケットベルトの一般への販売についての名言は避けたが、現在もあらゆるメディアや全米各地の企業イベントで頻繁に利用されている事を教えてくれた。
また、2011年にリリースされた『ジェットパック・ジョイライド』というゲームアプリが未だに高い人気を保っている事から、実際に所有しているという話は身近では聞かないものの、認知度は非常に高いと言えよう。
ジェットパックやロケットベルトのように興味をそそられる多目的な乗り物は、アンテナやケーブルで覆われた住宅の屋根に着陸出来たり、狭い住宅地などでも自在に飛べるという利点がある。さらにはヘリコプターや小型飛行機と比較しても、ジェットパックは経済的にも現実的であり手軽で実用性の高い商品となる事だろう。製作元のマーティン社のコーカー氏は「このジェットパックはもはや、SF小説の中の架空の乗り物ではありません。我々の夢が現実になろうとしているのです」と語っている。
現時点では「一家に一台」とはいかないが、数年後にはネットで手軽に注文出来るようになるかもしれない。マーティン社が販売を開始する2017年を待ちつつ、自らがジェットパックで空を飛ぶ日を夢見ずにはいられない。
(文=清水ミロ)
参考:「Gizmag」、「Martin Jetpack」、「History.com」ほか
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