「トイレの花子さん」はバングラデシュにもいた?幽霊騒動で小学校閉鎖に住民パニック!!
誰もいないはずの学校のトイレに現れる、オカッパ頭の女の子――。「トイレの花子さん」の都市伝説が日本全国の子どもの間に広まったのは1980年代のことであり、その歴史は比較的浅い。それにもかかわらず、花子さんはすでに日本を代表するお化けとしての地位を確立している稀有な存在だ。
しかし、学校のトイレに“何らかの存在”を感じ取ってしまうのは、日本人だけではないのかもしれない。というのも、南アジアのイスラム教国であるバングラデシュで、「トイレに幽霊が棲みついている」として学校が閉鎖される事態が発生しているようなのだ。
今月19日、バングラデシュ紙「The Daily Star」が報じたところによると、トイレの幽霊騒動が起きているのは、同国北西部に位置するラジシャヒ管区パブナ県にある公立小学校だ。騒動の発端は今月13日、この学校の女子児童(5年生)であるルミ・カトゥンさん(11)が、学校のトイレを使った後から原因不明の不調を訴えるようになったことにある。しかも健康状態はみるみる悪化し、保健センターでの懸命な治療もむなしく、カトゥンさんは次の日に亡くなってしまったそうだ。
ところがその後、事態はさらに奇妙な経過をたどる。なんと、同じトイレを使った8~10人の児童が、カトゥンさんと同様に体の不調を訴えるようになったのだ。すると「学校のトイレに霊が取り憑いている」という噂が即座に地域一帯へと広まり、児童たちが登校しなくなってしまった結果、学校は閉鎖状態に陥っているという。
やがて事態を重く見た地元の評議会は、議長を小学校に派遣。現在、霊能力者も呼ばれて生贄の儀式などが執り行われるなど、必至の除霊作業が続けられている模様だ。
「昔、あの学校には霊が取り憑いていると噂される大きなヤシの木があったのです」
「先日の女児の件で、人々はその幽霊が今度はトイレに篭っているのだと考えるようになりました。だから除霊をしているのです」(評議会議長)
なお、現場には地方行政官も視察に訪れ、地元住民たちに幽霊の脅威を取り除くため協力を求めたと伝えられている。それにしてもトイレとは、文化や宗教を越えて心霊スポットたり得るのだろうか? いずれにしても除霊が無事に成功し、1日も早く小学校に子どもたちの笑い声が戻ってくることを祈りたい。
(編集部)
参考:「The Daily Star」、ほか
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