研究者「インターネットはあと8年で崩壊する」現実的にヤバすぎる“2つのネット危機”とは?
■技術革新は今後も起きるのか!?
エリス教授の警鐘が実際に起こるとすれば、今後ますます普及すると言われているストリーミング配信や、4Kなどの映象の高画質化の流れなどは、砂上の楼閣だということになりそうだが……。
王立協会では、 “インターネット危機”の事態の深刻さがいっそう浮き彫りになったが、いくつか希望の持てる解決策が提案されたということだ。
エリス教授がもう技術革新は起こらないとした光ファイバーの通信技術において、ロンドン大学のポリーナ・ベイウェル教授が進めている研究は、まだまだ現状の光ファイバー網で通信量を増やせるものと説明。サウサンプトン大学のデイヴィッド・リチャードソン教授は現状のものより格段に多くの情報を扱うことができる新たな光ファイバーケーブルの開発に取り組んでいることを発表した。イギリスの通信会社大手・BTの研究者、アンドリュー・ロード氏も「インターネットに危機が訪れているとは思わない。人々の多くの創意工夫を信じています」と楽観的な言及を行っていることを5月25日付「New Scientist」の記事が伝えている。
ともあれ、“インターネット危機”が始まると言われる8年後といえばアッという間に訪れる近未来だ。それまでにどんな技術革新が起こるというのだろうか。個人的にはやはり量子力学の原理を利用した“量子ネットワーク”の実用化が鍵を握っているように思うのだが……。
(文=仲田しんじ)
参考:「Daily Mail」、「New Scientist」ほか
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2024.10.02 20:00心霊研究者「インターネットはあと8年で崩壊する」現実的にヤバすぎる“2つのネット危機”とは?のページです。エネルギー、インターネット、仲田しんじ、光ファイバーなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで