キナバル山地震の直後に心霊写真?が激写される!!「手の色が明らかに違う…」
今月5日午前7時17分(現地時間)、マレーシアのボルネオ島北部を震源とするM6.0の地震が発生。震源に近いキナバル山(標高4,095m)では、大規模な地滑りや落石によって被災した登山客ら18人が犠牲となった。その中には、20歳代の日本人男性も含まれている。今回の地震も、近年急激に活発化している「環太平洋火山帯(別名:炎の輪)」の動きと無関係とは思えず、日本も引き続き巨大地震の発生に注意する必要があるだろう。
そのような中、マレーシアではキナバル山地震の直後に撮影された「心霊写真」がメディアを賑わせている。まずは、問題の写真をご覧いただこう。
今月12日付のマレーシア紙「The Star」によると、この写真はキナバル山地震の発生から4日後、地元のコミュニティ協会(PKBS)の役員が現地を訪問し、義援金の提供を申し出た際の記念として撮影されたものだ。中央右で目録を受け取っている男性は、今回の地震で負傷した少年を救助したことで、一躍ヒーローとなった地元の山岳ガイドだという。
さて、写真をよく見てほしい。右端に立つ男性、ミスバフディン・リダ氏の右手部分に、不自然な角度で “にょきっと” 謎の手が写り込んでいるではないか! 彼は、撮影時に自分の手がどのような位置にあったか思い出せないとしながらも、次のように語る。
「最初は私の右手ではないかと考えました。しかし、手の向きを考えれば何かがおかしいことは一目瞭然です。試しにやってみても無理でしたよ。しかも、謎の手は暗い色で、爪はまるで死人のようです。私の左手の色とは明らかに違います」
コミュニティ協会が公開した写真は、ツイッターやフェイスブックを通して瞬く間に拡散。見る人を恐怖のドン底に突き落としたのだった。ちなみに心霊写真は、携帯電話のカメラで撮影されたものと、ニコン製のカメラで撮影されたものが存在する。携帯電話のカメラで撮影された写真には、謎の手が2つあるように見えるが、ニコンのカメラで撮影された写真には、それが1つしか写り込んでいない。
右から2人目の男性、サマスディン・ユソップ氏は、2枚の写真とも決して改変されてはいないとした上で、
「多くの人から聞かれますが、私たちでさえもこれが心霊写真なのか、カメラの問題なのか、特定することができないのです」
「命を落とした犠牲者が、忘れずにいてほしいと念を押しているのかもしれませんね」
「私たちは貢献するために現地へと足を運んだのですから、まったく怯えることはありません。でも、何しろこれを見た友人たちが一様に怖がっているのです」
とインタビューに答えている。キナバル山の現場では、捜索・救助活動が優先されたため、未だ犠牲者を弔うための儀式を行うことができずにいるようだ。果たして写真が捉えた謎の手は、地震の犠牲者からのメッセージなのだろうか? そうだとすれば、今回の災害を忘れず今後の対策に生かすことが、何よりも犠牲者の鎮魂につながるのではないだろうか。
(編集部)
参考:「THE STAR ONLINE」、ほか
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