「元少年A(酒鬼薔薇聖斗)は出版するなら顔・名前を出すべき」カンニング竹山も同調した『絶歌』論!
神戸連続児童殺傷事件の加害少年、元少年Aが書いた『絶歌』(太田出版)が大論争を巻き起こしている。
批判されている一番の理由としては、元少年Aと出版社側が、遺族側の許可をとっていないということだろう。おそらく、本の売り上げは、加害少年と出版社の手元に入るとみられている。当然、「殺人を犯しておいて、遺族の気持ちも考えず、商売するのか」という批判が相次いだ。
これに対し、太田出版側は、「彼の手記には今にいたるも彼自身が抱える幼さや考えの甘さもあります。しかしそれをも含めて、加害者の考えをさらけ出すことには深刻な少年犯罪を考える上で大きな社会的意味があると考え、最終的に出版に踏み切りました」と、同社のホームページ上で意義を主張している。また、出版についても、「出版の可否を自らの判断以外に委ねるということはむしろ出版者としての責任回避、責任転嫁」とも綴っている。
だが、本当にそう思うのであれば、ネット上で公開することや無料で配布することもできたはずだ。それが難しいにしても、294ページで販売価格1500円+税、初版10万部という攻めの設定からは、ビジネスを感じずにはいられない。
これについて、カンニングの竹山隆範も『たまむすび』(TBS系ラジオ/15日放送)内で、コラムニストの小田嶋進と根本的な問題を指摘した。
小田嶋が「どんな人間にも前科があろうが、表現の自由があるというのはその理屈としてはその通りなのだけど、だったら顔と名前を晒して書いたらいいじゃないか」と論じると、竹山も、
「確かに、もう少年ではなく30歳を過ぎているのだから、本を出すなら、顔・名前を晒しなさい。それだったらいいよというのは、すごく理解できる。確かにその通り」と、強く同調した。
ダウンタウンの松本人志は『ワイドナショー』(フジテレビ系/14日放送)にて、遺族が不快感を示していることを聞き、「被害者のお父さんがここまで言うなら、僕は読まない」「読まないということしかできない」と不買運動しかないのではと提案したが、既に『絶歌』はアマゾンベストセラーになり、プレミアム価格までついている状態だ。
すでに5万部の重版も決まり、累計15万部が刷られているということは、出版社はもちろん、元少年Aにも2,000万円を超える印税が入るという話もある。そういった金額を手にするならば、小田嶋や竹山が指摘したように、太田出版のホームページにでも、しっかりと改名後の本名と顔を掲載するべきではないだろうか。元少年Aと太田出版に筆者が訴えられることは、もはやそれくらいしかない。
(TV Journal編集部)
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