女性版のリアル・浦島太郎が出現し逮捕される=米
アメリカ・フロリダ州にて、地元の海岸でウミガメの背中に乗った女性が逮捕されたと報じられた。世界的に保護活動が行われているウミガメを“いじめた”というニュースに対し、日本ではどうしても“あの昔話”を連想してしまうようだ。
環境保全団体・WWFによると、現在、世界に分布する7種のウミガメのうち、6種が絶滅の危機に瀕しているという。また、局地的な絶滅がすでにあちこちの沿岸で発生。長期間にわたる保護や監視により安定した状態にある場所においても、保護活動には並々ならぬ取り組みが求められ、国際的に保護する活動が行われている。それは日本でも同様で、浜辺での花火やキャンプなどの抑制、夜間の静寂な環境の保全や砂浜の照明の制限、車両の乗り入れやゴミ掃除など、ウミガメの保護に積極的に取り組んでいるという。
フロリダ州を拠点にするウミガメの保護団体によると、海岸線が約32キロ伸びるメルボルン地区はアメリカで最も重要なウミガメの産卵地で、国内で観察される推定9割が同地区を故郷にしているといわれている。それだけに、地元の保護運動や住民への教育活動も活発となっていた。にもかかわわらず、同地区でウミガメに乗ったり、しゃがみ込んだり、おまけにFacebookに写真を投稿したりなどしてしまった20歳の女性。写真により知った地元警察は指名手配し、巣や卵の所有、破壊、移動や妨害などの容疑で逮捕に至ったとのことだ。
同ニュースを受け、ウミガメが国際的に保護の対象となっていることを知らない人からは、「逮捕は厳しいな」「え、乗ったらダメなの?」といった声も聞こえてくる。しかしそれ以上に、「浦島太郎の子孫だろ」「女だから浦島花子?」「浦島太郎も逮捕だな」など、昔話“浦島太郎”の名を出す声が多く見られた。
浜辺でいじめられていた亀を助けたことにより、亀の背に乗って竜宮城へ向かう浦島太郎。今回のニュースでは、女性自身が亀をいじめているので、浦島太郎ではないような気もするが…。
なお、今回逮捕された女性の有罪が確定した場合、1万ドル(約120万円)の罰金か、懲役5年となるという。5年間の服役を経た結果、あまりの世の中の変化により、まさに“浦島太郎状態”になってしまうのではないだろうか。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
イタコ、霊媒、エロ祈祷…エログロナンセンスな超常現象ドキュメンタリー『恐怖・怪奇・悪霊 超常現象の世界』とは?
※こちらは2020年の記事の再掲です。 ――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・...
2024.02.27 08:00奇妙龍のパワーを秘めた文字、「左回り」のエネルギーを得られる輪…今最強の波動グッズ3選
不思議ジャーナリスト・広瀬学が渋谷クロスFMのラジオ番組のレギュラー出演者にな...
2024.03.19 16:30スピリチュアル女性版のリアル・浦島太郎が出現し逮捕される=米のページです。ウミガメ、WWF、浦島太郎などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで