本当はなかった、麻薬の依存性 ― 我々の認識を覆す圧倒的新説

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 法の網をかいくぐって蔓延する危険ドラッグ、我が国においてもニュース番組を賑わす社会問題だ。一度麻薬に手を染めてしまうとその依存性から、体が蝕まれ、悲惨な最期が待っている、それが我々の麻薬に対する共通認識ではないだろうか?

 麻薬が麻薬を呼ぶという負の悪循環。麻薬依存にいまさら異を唱えるのも愚蒙に思えるかもしれないが、麻薬に依存性があるという認識そのものが間違いなのではないかという問いかけが出されたのだ。10月29日に公開された1本の動画「Everything We Think We Know About Addiction Is Wrong」が話題を呼んでいる。今回は、この動画で語られていることを元に、その根拠となる実験や背景を考察していく。


■麻薬に依存性はない!

drugad1.jpg画像は「MTV」より


 麻薬に依存性がない、と聞くとそんな馬鹿げたことがあるものかと思うのが普通であろう。1912年に結ばれた万国阿片条約から1世紀、すでに麻薬の依存性は「常識」として社会に存在している。麻薬を取り締まる法律がある中、裏社会においては麻薬の密輸や密売が横行しているのは周知の事実であるが、次の問いかけに我々はどう答えたらよいであろう。

 「病院でモルヒネを投与された患者が麻薬依存症になったということは聞いたことがない。病院で投与されるモルヒネは、一般市場に流通している混ざりモノの多い粗悪なものより、ずっと純度が高くドラッグとしてみれば相当強いものだというのに」。

 確かにガンをはじめ、医療行為の中で用いられる「ジアセチルモルヒネ」は純度の高いヘロインである。入院期間によっては長期にわたり定期的にヘロインを体内に取り込んでいることになるが、先に述べた我々の一般認識に沿って考ると、退院後はヘロインの中毒患者になって再入院となるわけだ。しかし実際にはそうならない。この矛盾はどう考えたらよいのであろうか?

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