自殺、ヒトラー、性的倒錯… あなたの知らないパリ・エッフェル塔の知られざる10のはなし
フランスで11月13日(日本時間14日早朝)パリ中心部で無差別同時多発テロが発生し、罪なき130名もの命が奪われた。テロの衝撃を受け、世界各地の建物でフランス国旗を彩る赤・白・青の3色のライトアップが施され、哀悼の意を示している。Facebook上でもユーザーが自分のアイコンをフランス国旗模様にできる機能を追加し、世界中多くの人が追悼の意を表明している。パリの観光名所各地も閉鎖されていたが、パリ市は15日、同時テロの発生を受けて閉鎖していた観光名所・エッフェル塔の営業を現地時刻16日から再開した。
フランスの象徴エッフェル塔について皆さんはどれくらいご存知であろうか? 別名「La Grande Dame de Fer(鉄の女)」として多くの人に愛されてきたエッフェル塔、今回はエールの意味も込めて、フランスのよさを伝えるべく「エッフェル塔にまつわる10の話」を紹介したい。
■1.エッフェル塔と結婚した女性がいる!
エリカ・ラブリエさんは「無機物しか愛せない」という、一種の性的倒錯(パラフィリア)であり、エッフェル塔を愛するあまり、形の上ではあるが「結婚」してエリカ・エッフェルになったのだ。彼女はエッフェル塔への愛情だけではなく「尖ったものに惹かれる」ことから、アーチェリーを始め、なんと世界チャンピオンに輝いたこともあるという。
■2.エッフェル塔建造にまつわる数字
アンテナ120本を含めた身長は324m、その重さ約1万100トンをたった4本の支柱によって支えられている。その重量は、リベット250万個、精錬された鋼鉄部品1万8000個の総重量だ。ちなみに同等の立体に空気を圧縮すると、エッフェル塔の重量よりも重くなることから、「空気より軽い」ともいわれている。100年以上前の構造物としては建築学的にも非常に優れた建造物だ。
2年2カ月と5日間を掛けて、150名の職人が携わり、エッフェル塔は1889年3月31日、パリ万博のために竣工された。その設計者が誰かご存知だろうか? エッフェル塔の生みの親、ギュスターヴ・エッフェル(1832 ~ 1923)はパリ万博において1710段を駆け上がり、塔のてっぺんにフランス国旗を掲げた。ちなみにエッフェルは、エッフェル塔の最上階に自分専用の部屋を持って暮らしていたという。
■3.夏になるとのっぽになる
324mの高さを誇るエッフェル塔は、夏になると鋼鉄の膨張によってその高さが約15センチだけ伸びる。エッフェル塔からヒントを得て建てられた東京タワーでもやはり夏場は膨張によって高さに変化が生じるが、半世紀以上先輩ということもあり、その伸び分はわずか数センチとなっている。逆に言えば、1年を通してそれだけ伸縮してもびくともしないエッフェル塔はさすがは本家である。ちなみにエッフェル塔は「鉄の女」と呼ばれるように女性名詞が使われる。まぁ女性名詞でも伸びるものは伸びるわけだ。
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