「悪魔の爪」、ネバネバ腺毛! 世にも奇妙な世界の食虫植物5選
●キバナツノゴマ(Ibicella lutea)
夏に黄色い花をつける1年性の食虫植物・キバナツノゴマの別名は“悪魔の爪”。呼ばれの由来は、乾燥した果実の先端が角のように反り返った爪状となっていて、誤ってぶつかった人や動物に突き刺さるからだそうだ。確かに見た目もアリジゴクみたいだし、凶暴な植物に感じられる。しかし、分泌物で捕らえ死滅することはできても、消化酵素を持っていないため、虫から栄養素を取り込めないキバナツノゴマは、原始の食虫植物と考えられているとのこと。ださ!
●モウセンゴケ(Drosera rotundifolia)
明らかに何か仕掛けてきそうな、怪しげな雰囲気漂うモウセンゴケ。その外見を裏切らず、捕まったら最後となる。ネバネバした腺毛は、もがけばもがくほど押さえようとするため、逃れられないのだ。その後、24時間以上かけて虫をじっくりと消化していく……と、まるで拷問の一種。なお、根も葉もないので虫を捕まえずとも生きられるようだが、捕まえれば捕まえるほど開花が盛んとなり、多くの種子も作れるのだとか。姿が鮮やかだし、ガンガン食べて、辺り一面埋め尽くしてほしい。
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