地震前日に突如として青森の空に現れた謎の「光柱」 北海道・震度5弱の前兆現象だった?
「『光柱』が立つと地震が来るという俗説は現在も検証されていません。ですから、前兆現象であるともないとも言い切れません。ただし、地震の前触れとしての発光現象自体は世界中で多数目撃されており、そうした現象があるのは間違いないでしょう」
「事実、日本でも1965年8月3日から1970年にかけて起きた松代群発地震で、空が光る発光現象が確認されています。気象庁の松代地震観測所のホームページには、当時の記録が掲載されています。それによると、蛍光灯のように白く山の稜線が光り、夜中にもかかわらず腕時計の針が読めるほど明るくなったそうです」
「仮説ですが、玄武岩などの帯電しやすい岩石層に、動く岩盤のエネルギーが加わることで岩が帯電。高電圧の電流が岩脈(岩のすきまにマグマが入り、固まったもの)に沿って走ることで発光するのではないか? とも言われています。岩の間を雷が走るわけですね」
「雷は、ごくまれに球雷のように、人魂や火球のような形をとることもある不思議な自然現象です。もしかしたら地下から地上へと駆け上がった雷が、『光柱』のような形となって現れているのかもしれません」(川口友万氏)
やはり、断言することはできないが今回の「光柱」が地震の前兆現象であった可能性を完全に排除することはできないようだ。地震とその前兆とされる現象との間には、現在も数々の謎が残されたままになっている。地震の予知という究極の課題に一歩でも近づくためには、あらゆる現象との関連を考慮しておく必要があるのではないだろうか?
(編集部)
参考:「朝日新聞」、「東北大学 東北アジア研究センター」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊地震前日に突如として青森の空に現れた謎の「光柱」 北海道・震度5弱の前兆現象だった?のページです。予知、青森、北海道、地震、宏観異常現象、光柱などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで