幽体離脱、身体浄化… 日本の魔女がモロッコで体験した“神秘”がヤバすぎる!
■マラケシュのホテルで幽体離脱!
そして、歴史的建物が並ぶ街マラケシュへと移り、泊まったホテルで2つ目の不思議体験に見舞われた。
ホテルの部屋に入った瞬間、筆者は愕然とした。というのも、部屋の家具が風水的に極めて問題がある配置となっていたからだ。ベッドの向かい側に机と椅子があり、その上方に大きな鏡がかけられていたのだ。風水では、就寝時に自分の姿を何かに映してはならないとされている。鏡はもちろんだが、TVやパソコンなど自分の姿が映る可能性があるものは、決してベッドの向かい側に置いてはならない。どうしても配置が変えられない場合は、布などで覆い隠す必要がある。つまり、このホテルの家具の配置は、明らかに“凶”だったのだ。日本のホテルにこのような部屋は少ないのだが、モロッコ人には風水が通じないらしい。
しかし筆者は、うかつにも鏡を隠す布など持参していなかったため、仕方なくそのまま就寝することにした。そして、やはり不吉な予感は的中してしまう。
その晩、ふと目が覚めると、なんと筆者は天井に浮いており、空中から自分の寝ている姿を見下ろしていた。まさに「幽体離脱」である。しかし、幽体離脱はあまり良い体験ではない。魂と体が離れている時間が長いと、寿命が縮まることもあるのだ。そこで筆者は、念をかけて一気に自分の身体へと舞い戻り、そのまま起床して祈祷を行った。その夜、再び幽体離脱に見舞われることはなかったが、恐るべき鏡の怪である。現在、金縛りや幽体離脱で悩んでいる方は、就寝時どこかに自分の身体が写り込んでいないか、改めて確認されると悩みが解決するかもしれない。
さて、モロッコで予期せず2回もの不思議体験に見舞われた筆者だが、たとえ魔女でなくても、この国の神秘に触れれば何かしらのパワーを得られることは間違いない。ゴールデンウィークに海外旅行を検討している読者は、候補地のひとつにしてはいかがだろう?
深月ユリア
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血をひき、魔女占い師・魔女優・オカルトライター・ホラー映画プロデューサーとして国内外で活動。深月事務所代表、TR総合探偵事務所で心霊捜査担当。
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