今週末もM4レベルの地震が襲う?関東・台湾の地震は「地震雲」「電磁波」「体感」で予知されていた!
■台湾の地震で被害が拡大した背景とは?
次に、2月6日に台湾南部で発生したM6.4の地震の話題に移ろう。この地震では、規模とつり合わないほどの多大な被害が出てしまったが、その要因として、台湾南部には地盤が弱い場所が多いことがあるようだ。大地震による被害については、「地盤」が極めて重要な要素となるが、阪神淡路大震災と類似した軟弱地盤のもと、建物倒壊などの被害が続発してしまった。地盤が弱いという点では、東京都23区の大半も同様であり、首都直下地震がいつ起きても不思議ではないといわれる中、この地震から学ぶべきことも多いだろう。
さらに台湾の地震では、一部で「手抜き工事」という人為的な要因も重なってしまった。震源となった台南市では、10棟ほどの建物が全半壊するという被害が出たが、もっとも深刻な被害を受けた16階建ての築20年のマンションでは、倒壊したビルの柱の中に、なんとサラダオイルの一斗缶や発泡スチロールが埋められていたという。台湾の検察当局は、建築基準法違反の疑いで調査に乗り出している。
■台湾地震、事前に「大気電圧の変化」が起きていた!?
この地震を予測していた人物としては、筆者が以前から注目していた台湾の「地震預測研究所」所長である林湧森氏が挙げられる。2月5日に投稿されたブログ記事では、台湾で「M6+」の地震が起きると予測されていたが、その翌日、現実に地震が起きていることを考えれば、非常に正確な予測といえるだろう。
林氏がどのような要素をもとに地震予測を行っているのか本人に質問したところ、「大気電圧の変化を計測することにより予測している」とのことだ。林氏は日本列島付近で起きる地震を予測することもあるため、今後も注目したいところだ。
さて、筆者だが、実はこの原稿を書いている時点でもひどい頭痛と吐き気に悩まされており、今週後半には再び関東南部でM4以上の地震があるのではないかと懸念している。これが地震前兆とは関係ない個人的な体調不良であれば良いのだが……。いずれにしても、昨今は「リング・オブ・ファイア」(環太平洋火山帯)上で大きな地震や火山噴火が続発している。2月6日には桜島で爆発的噴火もあった。巨大地震や大噴火には十分気をつけていただきたい。
百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose
※百瀬氏が執筆したコンビニムック『2016予言 驚異のシナリオ』(ダイアプレス)、大好評発売中!
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊今週末もM4レベルの地震が襲う?関東・台湾の地震は「地震雲」「電磁波」「体感」で予知されていた!のページです。台湾、火山、百瀬直也、震災、電磁波、地震、環太平洋火山帯などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで