前科7犯・逮捕歴22回! 伝説の武闘派ヤクザ・花形敬の墓に行ってみた
2016.02.21 10:00
■伝説のヤクザ・花形敬の最期とは?
小田急小田原線の経堂駅から歩いて10分ほどの場所にある曹洞宗の寺院・常徳院の片隅に花形の墓所が建つ。その墓碑を読むと、昭和三十九年九月の建之とある。その前年である昭和38年の9月27日の午後11時15分頃、花形は現在の神奈川県川崎市高津区にあった自宅アパート近くの料亭・仙寅の前の路上で、敵対する暴力団・東声会が放った二人組の刺客によって刺され、絶命したのだ。享年33歳。折しもそれは、組長である安藤が服役中で、花形が安藤組の組長代行を務めていた時期であった。
この時に事件を目撃した人物らの証言によると、花形の刺殺に成功した東声会の構成員たちは、待たせてあった自動車での逃走の際に、携行していた拳銃を発砲。追跡していた料亭の店員が銃創を負ったとされるが、そこから推察するに、この刺客たちは、花形を刃物による近接攻撃ではなく、身の安全を確保した上で銃による狙撃で殺害することも可能であったと考えられる。だが、それをあえてしなかった点に、花形への復讐心の強さと、確実に仕留めたいという執念が、ひしひしと伝わってくるようだ。
世田谷で育ち、学生時代から番長争いをしていたほどの根っからの武闘派でも知られている花形は、昭和25年頃に石井福造の仲介で安藤の舎弟分となると、渋谷を拠点にヤクザとして活動を開始する。そこからの武勇伝には事欠かなかった。
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