「Xファイル」で神レベルに面白かったエピソード、ベスト4! 編集長が徹底解説、現実にあった事件も?
6月14日(火)、新宿ロフトプラスワンにて、13年振りの新シリーズ『X-ファイル2016』デジタル配信&DVDリリース記念! 矢追純一、三上丈晴(月刊ムー編集長)など、TOCANAが選んだオカルト界の超大物たちが語る「X-ファイル」の真実! 超常現象スーパー最前線 Supported By「X-ファイル」が開催!詳細はコチラ!
今年1月に全米でオンエアされ、記録的な視聴者数を獲得して大ヒットした、待望の新シリーズ『X-ファイル 2016』がいよいよこの夏にDVDで日本上陸を果たす。それに先がけて90年代、世界的にオカルトブームを巻き起こした「Xファイル」 全シリーズをおさめた「コレクターズブルーレイBOX(57枚組)」が3月11日に発売された。本作は、UFO、UMA、オカルトなど科学では説明のつかない超常現象事件にFBI捜査官であるモルダーとスカリーが挑むストーリーだ。
B’zが主題歌を担当したテレビ朝日放送時、TOCANAの編集長である筆者は11歳で、父親から「これはFBIに実際にある資料を極秘入手して作られたドラマだ」と聞かされていた。だから全部本当の話だと思っていたし、本当に面白かった。今、振り返ると「Xファイル」は常識に汚されていないピュアな視聴者だけが楽しめるドラマだったのだろうと、そんな印象だったのだが、シーズン1を見返して驚いた。大人になってから見ても、かつて感じた謎のリアリティは健在だったのだ! 今回は、ブルーレイ発売記念として、二回見て確信した「Xファイル」シーズン1の“神回”をそのリアリティとともに紹介しよう。
★ベスト4「第8話 氷」
まずは、文句なしの傑作「氷」を紹介しよう。舞台は極寒である北極の研究所。そこに“裸の男”が現れ、ここの研究者たちが、氷を削る作業をしているうちに、突然発狂して殺し合いの末、全滅したことが明らかになる。モルダーとスカリーは、毒物の専門家と、地質学者ら6人で北極へ調査に向かう。そこで待っていたのは、氷の下から見つかった、25万年前の謎の寄生虫だった――。45分間で「北極の厳しさ」「寄生虫の脅威」「宿主探し&疑心暗鬼」「研究&解決」「残されたミステリー」までをまとめた、まさに“神回”にふさわしいエピソードだ。特に、皮膚下をウネウネ動く寄生虫の姿や、耳の中にニョロニョロ入っていくシーンは、鳥肌を立たせたい人にはたまらないカットだろう。
■リアリティ/地球に地球外生命体がいるのは今では当たり前
どこの国にも属さないうえ、その氷の厚さから十分な探索もされていない南極や北極は、いまだに地球最大のミステリーゾーンだ。昨今、エボラやジカなど、アフリカなどの奥地に潜むサルや動物の体に潜伏していたウィルスが拡大するケースが多いが、同様に、北極や南極の氷の下も要注意だ。その証拠に、ロシアの永久凍土から発見された古代のバクテリアには、人を不老長寿に導く謎の効果が見られるという。反対に、人体を脅かす未知のウィルスが見つかってもおかしくないだろう。科学者の中には、むやみに氷を掘削すると予想外のパンデミックが起きる可能性があると唱える者もいる。
ドラマでは、どのようにして寄生虫が地球にやってきたか明確には描かれていないが、隕石に付着したバクテリアなどの生命体が地球にやってくる可能性は実際にあり、現に、NASAを含め、地球外有機組織を発見したという科学者の発表は日常茶飯事だ。近年、地球にある生命は彗星由来だとする「パンスペルミア説」も有力視されていることから、地球には意外と多くの地球外生命体が存在すると考えた方が自然だろう。
■今回の「Xファイル」に出てきたオカルト情報
・氷床掘削作業によって、人類創世記の環境がわかるらしい。
・3,000メートルの氷床には、何が潜んでいるかわからない。
・死亡した人物の血液中から、本来なら気化するはずの「高濃度水酸化アンモニア」が確認されたことから、未知なる影響が及んでいることが察知された。
・モルダーによると、惑星によってはアンモニアを必要とする生命体がいるらしい。(準惑星ケレスのことかもしれない)
・脳の視床下部に寄生虫が寄生した場合、ホルモンに異常をきたし、攻撃的になるらしい。また、寄生虫は宿主を殺さないという特徴を持つ。
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2024.10.02 20:00心霊「Xファイル」で神レベルに面白かったエピソード、ベスト4! 編集長が徹底解説、現実にあった事件も?のページです。面白い、X-ファイルなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで