「Xファイル」で神レベルに面白かったエピソード、ベスト4! 編集長が徹底解説、現実にあった事件も?
★ベスト2「第17話 EBE」
E.B.EとはExtra terrestrial Biological Entity(地球外生命体)の略称だ。物語はイラク空軍がUFOを撃墜後、テネシー州のトラック運転手がUFOと接近遭遇して発砲。拘束されたところから始まる。要するに主人公であるFBI捜査官モルダーとスカリーが地球外生命体を追いかけるストーリーだ。
政府を監視するハッキング集団であり、陰謀厨のイカれた3人組「ローン・ガンメン」の初登場シーンは必見。「世界を陰で操っているのはCIA」「20ドル札には政府の監視用磁器テープが仕込んである。ほら見て(と言って、実際にお札を破る)」と大真面目に語る姿には大笑いだ。
■CIAのファイルも元ネタに?
この回で大きく取り上げられたUFO画像のモデルは、おそらく先日CIAが公開した1962年2月にイギリスで撮影された写真だろう。これは後々、窓ガラスにクレヨンで描かれたトリックだったということが判明しているが、「Xファイル」でもフェイク写真として扱われていた。
■リアリティ/当時の陰謀めいた新兵器が、現代では実用化されている
モルダーとスカリーの会話で、目撃されたUFOは「サウンド兵器」や「ステルスヘリ」など新型兵器の可能性が議論されるシーンがあったが、現代では、ステルスヘリはビンラディン暗殺に使用されたといわれているうえ、サウンド兵器も今や音響兵器「LRAD」として各国に配備されており、敵の戦意を失わせたり、激しい不快感を与えることができるものとして浸透している。ドラマ放送時は「またまた、『Xファイル』がトンデモなことを言ってる~。サウンド兵器なんてないよ~」と思った視聴者もいたかもしれないが、今では常識。「Xファイル」が時代の常識を超えて真実を伝えていたことが改めてわかる。
■今回の「Xファイル」に出てきたオカルト情報
・イラク上空に出現したのは、七色に光るUFOだった。そこから考えると、これは1976年にイランのテヘラン上空で七色に光る強烈な光を放ったUFOが目撃され、イラン王立空軍が迎撃に向かった事件がモデルになった可能性が高い。また、1982年にポルトガル空軍パイロット3名が飛行中に円盤型で金属製のUFOを目撃した事件も参考になっている可能性がある。
・UFOが来ると磁場が狂うためか、カーラジオのチューニングが狂ったり、車のハンドルがコントロール不能になるシーンがあった。(モルダーの周波数カウンターでは、地球の周波数のちょうど10倍である75ヘルツを記録)
・ロズウェル事件後、宇宙人を捕獲した場合、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、中国、ロシアが速やかに処分することが政府の間で約束されたらしい。
・アメリカでは、宇宙人など政府最重要捕獲物はトラックで輸送されることが多いらしい。
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2024.10.02 20:00心霊「Xファイル」で神レベルに面白かったエピソード、ベスト4! 編集長が徹底解説、現実にあった事件も?のページです。面白い、X-ファイルなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで