「SMAP騒動後、メリー喜多川氏と会って…」元文春編集長・花田紀凱がベッキー、ジャニーズ、文春を語り尽くす! ~康芳夫対談~

「SMAP騒動後、メリー喜多川氏と会って…」元文春編集長・花田紀凱がベッキー、ジャニーズ、文春を語り尽くす! ~康芳夫対談~の画像3※画像:ベッキー

■ベッキー不倫報道、花田氏はこう読んだ

――今の『週刊文春』も、ベッキーの不倫報道などでわかるように、リリースされる情報を何回かに分けて、タイミングをコントロールしているようですね。

「それはやっているでしょうね。ベッキーの不倫騒動なんかは、スクープが出れば、それは当然、男のカミさんから出たとしか考えられないじゃない? そうすると、“これは文春がカミさん掴んでるんだな”って予想がつくのね。そうすると、“次かその次にはカミさんが出てくるな”って思うと案の定出てくるわけだから。それはちゃんと考えてやってるんだと思いますね」

――スクープのストーリー展開を考えているわけですね。

「『週刊新潮』はさっき言ったようにそれができないから、ベッキーを養護するような記事を書いたりしてますよね」

――現在のはAKB48のスキャンダル報道でも、多くの出版社はAKB48を扱うような芸能雑誌があるから、その関係でできない。週刊文春はそういった媒体があまりないから、報道できてしまうということも一般にも知られるようになってますね。

「確かにそれはありますね」


■SMAP騒動後、メリー氏と食事

「芸能報道のタブーといえばジャニーズ事務所だけど、メリー喜多川の首根っこを最初に押さえたのは花ちゃんだからね。彼女は花ちゃんには全く頭が上がらないだろう?」

「いやいや、全然そんなことないですよ。この前も飯食いましたよ」

――ええっ! 例のSMAP騒動のあとにですか?

「元気でしたよ。3時間喋りっぱなしだったよ、あの人。もうすぐ90(歳)なのに元気です」

「90!? はぁ~っ……」

――今回の騒動も特に気にされてないんですか?

「まあ今回はやっぱりマネージャー(※ジャニーズ事務所の関連会社/ジェイドリーム元取締役の飯島三智氏)に問題があったと。僕もそう思いますけどね。よしんばSMAPが独立したとしても、もう局とかは使えないですよね。別に圧力をかけるとかじゃなくて、局とかは事務所のことをおもんぱかって使えないですよ。そりゃあ露骨に“SMAP出すならウチのは出しませんよ”なんて言わないですよ。それは暗黙の了解で、使わないもん」

――自然とテレビ局の選択肢の中に入ってこなくなるということですね。

「そうそう、そうすると飯島さんがいくら独立したってね。一方で“全員連れていけば……”っていう声もなくはないんだけどね、なかなか仕事はやりにくいですよ。そうしたらSMAPの連中もバカじゃないから、考えますよ。仕事できなくなっちゃうんだから。あれはね、本当は飯島さんが我慢しなけりゃダメなんだよ。あそこで反乱したって、絶対やってけないもん。SMAPだってもういい歳のおじさんだしさ、ジャニーズ事務所は後から後から凄いのが出てくるわけでしょ? そうしたらもうダメですよ……あっ、僕SMAP好きなんですよ」

「SMAPの問題っていうのは元々花ちゃんが30年前にスクープして、今の素地を作っていたわけだよね。メリーの旦那の藤島泰輔ってのが厄介な男でね、平成天皇とかオノ・ヨーコと学習院の同級生なんだ。」

「作家で、『孤獨の人』っていう作品で有名になった人ですね」

「銀座に今の天皇陛下を連れ出してね、それを小説にしちゃったんだ。メリーとしてはヤツの肩書きが欲しかったんだろうけどね、皇太子の同級生っていう。なおかつ、親父が日銀の理事だから」

「そうだったんですかね」

「メリーは素性のわからない女だから……」

「いや、素性のわからない女じゃないですよ(笑)。ちゃんとしてますよ。メリーさんのお父さんは、真言宗のお坊さんなんですよ」

「あっ、そうなの!?」

「ロサンゼルスの日本人社会に布教に行っていた人なんですよ。それで彼女はあっちで生まれて、戦争中に帰ってくるの。それが終わったらまたあっちに戻って生活してた。親父さんは僧侶としても向こうの日本人社会でも尊敬されてた」

「ふーん、じゃあ素性ははっきりしてるんだ……」

「康さんよりはっきりしてますよ!(笑)」

「それもそうか(笑)。それで弟いるだろう、ジャニー喜多川か。あれがコレだってこと(頬に手の甲を当てる)を文春は徹底的にやったわけだよ」

「それはまあ」

「でもそれを有名にしたのは文春だろう。まあ状況的にはね、ガキ抱えてるからってことで想像はつくけど、それを文春が書くもんだからね。確か訴えられたんじゃないか?(※1999年)」

「ありましたね」

――それなのに花田さんはメリーさんとは上手くお付き合いされてるんですね。

「いやあ、僕はそんなにひどいことしてないですから。康さんが大袈裟に言ってるんですよ(笑)」
(文・写真=福田光睦/Modern Freaks Inc.代表・@mitutika
https://twitter.com/mitutika

★康芳夫&花田紀凱対談まとめはコチラ

■花田紀凱『WiLL』編集長、元『週刊文春』編集長
1942年東京生まれ。66年東京外国語大学英米科卒、文藝春秋入社。88年『週刊文春』編集長に就任。6年間の在任中、数々のスクープをものし、部数を51万部から76万部に伸ばして総合週刊誌のトップに。94年『マルコポーロ』編集長に就任。低迷していた同誌部数を5倍に伸ばしたが、95年「ナチガス室はなかった」の記事が問題となり辞任、1年後に退社。以後『uno!』『メンズウォーカー』『編集会議』などの編集長を歴任。2004年11月より『WiLL』編集長。今回、飛鳥新社に編集部員全員「電撃移籍」。編集長として月刊『HANADA』今月4月26日発売!テレビやラジオのコメンテーターとしても活躍。産経新聞コラム「週刊誌ウォッチング」、夕刊フジコラム「天下の暴論」はファンも多い。好きなものは猫とコスモス。

●康芳夫(こう・よしお)
1937年東京生まれ。国際暗黒プロデューサー、虚業家、家畜人ヤプー全権代理人、全地球を睥睨するスフィンクス。4月よりMBS、TBSで放送される松田翔太主演の連続ドラマ「ディアスポリス 異邦警察」(TBS→12日より毎週放送。MBS→17日より毎週放送)、熊切和嘉監督映画「ディアスポリス 異邦警察」にも出演!稀代の怪優迷優に乞うご期待。
ディアスポリス公式サイト=http://www.dias-police.jp/
公式ツイッター=@kyojinkouyoshio
公式サイト=http://yapou.club
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Modern Freaks Inc.代表 地下編集者という名の荒野に棄てられた人間賛歌蒐集業。『Black Calendar』管理人 『下ー1グランプリ』『デスカルチャーサミット』『ヤリマン甲子園/ヤリマン五輪』主宰 『ネットで噂のヤバイニュース超真相』企画・監督 劇映画『YARIMAN HUNTER』準備中! 
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