着色カラー写真でみる100年前の明治時代!! 西洋文化で華咲いたナウいNIPPON!
2016.05.15 12:00
IMAGE: NEW YORK PUBLIC LIBRARY
ニューヨーク公共図書館では、所有している膨大な資料から著作権切れの書物や写真などをデジタル化し、67万2178点のデータを一般公開している。もし、過去の情景などに興味があれば今回紹介する明治時代の日本の他にも多くのデータ見てみるとよいだろう。
IMAGE: NEW YORK PUBLIC LIBRARY
こういった写真の多くは国内用というよりはポストカードとして海外での販売用に作られたものが多い。まだ印刷技術も確立されておらず一枚一枚暗室でプリントした写真に彩色をほどこされており、当時の日本人にとっては高嶺の花であった。とりわけ浅草や箱根、富士山といった風光明媚な名所や、芸者や侍といったジャパネスク的なものは人気があったようだ。当時は写真が発明されてから半世紀、3分ほどかかった撮影時間も3から5秒ほどに縮まり、より生き生きとした写真が撮れるようになっていた。
■美しき日本の風景
布引の滝、神戸 IMAGE: NEW YORK PUBLIC LIBRARY
高鉾島、長崎 IMAGE: NEW YORK PUBLIC LIBRARY
松島、宮城 IMAGE: NEW YORK PUBLIC LIBRARY
浅草 IMAGE: NEW YORK PUBLIC LIBRARY
富士 IMAGE: NEW YORK PUBLIC LIBRARY
白糸の滝、軽井沢 IMAGE: NEW YORK PUBLIC LIBRARY
箱根 IMAGE: NEW YORK PUBLIC LIBRARY
こうした名所は今とあまり変わっていないことがほとんどだが、最後の箱根を捉えた写真は「めし」と書かれた看板が軒先を連ねており、その時代を感じさせてくれる。手彩色によるカラー写真がよりNIPPONを美しく見せているのもあるのかもしれない。こうした写真は印刷の普及によって廃れていくが、今でもアート作品としてコレクターも数多い。
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