【日本怪事件】「うおーっ、むかついた! ぶっ殺す!」残酷すぎる通り魔殺事件3選

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【CASE 2】名古屋市連続通り魔殺傷事件

「私が怒ると男より怖いよ。明日の新聞を楽しみにしてな。ビックリするから」

 犯行直前に、伊田和世はタクシー運転手にそう語っていたという。

 伊田は昭和39年、名古屋市中区で生まれた。中学生の時には、外出時にロングスカートにハイヒールを履いていた。

 中学卒業後は進学も就職もせず、17歳の頃からスナックやクラブに勤務。23歳からソープランドで働き、パトロンができたため、25歳で辞めた。また、実の父親は霊能師として成功しており、仕送りをくれたという。

 優雅な愛人生活を送っていた伊田だが、少しずつ変化が訪れる。まず父親に愛人ができ、親子水入らずの時間に割り込んでくるようになった。平成14年の夏、伊田は父の家に行くと、愛人の服を焼き払ってしまう。仕送り額を増やす代わりに、伊田は出入りを禁止された。

 親しくしていた姉もいたが、邪険に扱われるようになった。しょっちゅう電話をして、長時間喋りまくるからだ。

 平成15年3月30日、名古屋市北区東水切町で、38歳になった伊田は変装用のメガネを掛け、赤い割烹着を着て、自転車を漕いでいた。そして彼女は、二人連れで歩く20代の女性に声をかける。

「すみません。ニシオオゾネは、どちらですか?」

 聞き慣れない地名に戸惑うふたり。その隙に、伊田は自転車から降りると、前かごのバッグから刃渡り20.5センチの包丁を取り出した。ひとりは咄嗟に逃げ無事だったが、もうひとり、22歳の看護師の女性は7,000円ほど入った手提げ鞄を奪われ、腹を刺され、亡くなった。奪われたバッグの中の財布には7,000円が入っていた。

 伊田は、刺した時の手応えに物足りなさを感じ、もう一度刺したい、と思った。今度はメガネを掛けずに化粧をし、白いカチューシャをつけた。

 4月1日の正午、名古屋市千種区に自転車を置き、伊田は高級そうなマンションの前で待ち構えた。現金を多く持っていそうな者を狙おうと考えたのだ。

 12時20分頃、シャネルの黒いバニティバッグを持つ若い女性が目の前を歩いたので、その胸めがけて、伊田は包丁を振り下ろした。23歳の女性の左腕や左手を数回包丁で刺して、伊田はバニティバッグを奪い自転車で逃走した。被害者は命は取り止めたが重傷を負った。

 伊田の変装により、当初はふたつの事件が同一犯によるものか定かではなかった。

 その後は同様の通り魔事件は起こることなく、犯人も不明なまま5カ月ほどが経った8月28日。伊田は金目のものがあると見て近所の家の物置に忍び込み、現行犯逮捕された。その後、伊田宅を家宅捜査にした警官たちによってバニティバッグなど被害者の物が見つかり、追求されて犯行を自供した。

 平成18年2月24日、名古屋地裁で無期懲役の判決が下され、検察側・弁護側の双方とも控訴せずに刑は確定した。

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