日本の大麻解放運動はメンバーが残念? 元参加者が語った内情とは?
「大麻解放運動の主流にいるのは、昔ながらのヒッピー文化の延長線上にあるような人たちです。大麻はいいことずくめだから解禁しようというもの。ただ、国家のあらゆる規制に反対する“なんでも反体制”みたいな人が大麻解放運動にコミットしていたりしますし、大麻解放は世界的な流れだから日本も見習えといった、“なんでもグローバル派”みたいな人もいます。主張は同じであっても、内実がまったく異なるんです」(前出・同)
推進派が掲げる大麻のメリットは多い。丈夫な繊維が取れたり、オイルが取れたり、果ては放射性物質除去にも効果を示すという。東日本大震災後にも、福島の汚染地域に大麻を植えようという主張がなされたこともある。もっとも、世間的にはトンデモ扱いされていたが…。しかし、何より医療用大麻ばかりが注目されるのはなぜだろうか。
「それが一番、主張しやすいポイントだからでしょう。大麻解放派の人たちはとにかくメリットばかりを主張し、デメリットには目を向けません。いっそ“思い切り吸わせろ”といわんばかりに開き直ってくれた方がまだマシです。実際、本物の嗜好家は“こっそり楽しんでいるんだからとやかく騒ぐな”という人たちが多いですね。とにかく日本の大麻解放運動は玉石混交すぎるという印象です。もう少しまともな人が増えて、そういう人たちがこの運動に取り組めば風通しもよくなりそうなんですが…」(前出・同)
ひとまず、スピリチュアル全開の高樹沙耶が、日本の大麻解放運動の真の先駆者となりえる可能性は低そうだ。
(文=平田宏利)
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2024.10.02 20:00心霊日本の大麻解放運動はメンバーが残念? 元参加者が語った内情とは?のページです。益戸育江、大麻などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで