「ポケモン」があなたをガンにする! 米ハーバード大教授が予防策を研究、前立腺は特に注意を

■「ピカチュリン遺伝子」に「悟り遺伝子」も

 ふざけたネーミングのように思われるが、2001年ごろから米メモリアル・スローン・ケッタリング癌センターのピア・パンドルフ博士によって命名された正真正銘の医学用語である。しかし、2005年に株式会社ポケモンの米国法人「Pokemon USA」が、自らの商標である「Pokemon」への風評被害を危惧し、同センターに法的措置も辞さないとの警告を出したため、ガン原遺伝子「POKEMON」は「Zbtb7」へ改称されてしまった。
 
 ずいぶん味気のない名称になってしまったが、やはり愛着があるのか、医療関係者の間では現在も「POKEMON」を使う場合があるようだ。医学・生物学分野の学術文献検索サービス「PubMed」上のガン関係論文を調べてみると、2015, 2016年でも「POKEMON」が使用されていることが確認できた。

 「POKEMON」の他にも、視覚の神経伝達に拘る遺伝子「ピカチュリン」や、セガのゲームキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を彷彿とさせる「ソニック・ヘッジホッグ遺伝子」など愉快な名称がいくつかある。

pokemoncancer_04.jpg画像は、ソニック・ヘッジホッグのシグナルドメイン(N末側)の立体構造「Wikipedia」より引用


 また、日本人が命名した遺伝子にはクスッと笑いを誘うものが多い。たとえば、オスのショウジョウバエの求愛行動に間係する「Satori(悟り)遺伝子」や、ミツバチの自爆攻撃に関係する「Kakugo(覚悟)遺伝子」など冗談のような名称の遺伝子が実際に存在する。

 まじめな研究者が論文に「ポケモン遺伝子」と書き、学会発表で「ピカチュリン」と話す姿を想像すると笑いがこみあげてくるが、いつまでも遊び心を忘れない姿勢は是非とも見習いたいものだ。
(編集部)


参考:「Sputnik」、ほか

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