キューバ政府が「アトランティス大陸」を発見していた?タイノ族の神話とも一致か?
高度な文明を持ちながらも、大地震と大洪水に見舞われ1万2千年前に一昼夜にして海底に沈んだとされるアトランティス大陸。その存在はいまだ証明されていないが、50年ほど前から世界各地でアトランティス大陸の遺跡と思わしきものが発見されている。その中でも、ひときわ注目されているのがキューバ沖で発見された海底都市である。
■海底650mの海底都市
この海底都市は、2001年、カナダ人の海洋工学者ポーリーン・ザリツキ氏と、その夫ポール・ウェインツウェイグ氏が発見したといわれている。2人は海洋調査会社「アドヴァンスド・デジタル・コミュニケーションズ」の経営者でもあり、同社はキューバ政府からキューバ沖の海底調査を依頼されていた。バミューダ海域には、財宝を積んだ大航海時代の船がいくつも沈没しているとの噂があり、ザリツキ夫妻も沈没船の探索をしていたという。
ザリツキ氏によると、いつものように調査をしていたある日、海底650メートル付近で、シンメトリカルな地形をソナーがとらえたという。その場では一体何が映ったのか分からなかったそうだが、詳しく調べてみたところ、通常の自然構造物とは違う滑らかなブロック群だということが判明したそうだ。いつくかの構造体はピラミッドのように対称的な三角形だったという。
同年7月、夫妻はキューバ国立歴史博物館の地質学者マニュエル・イトゥラルデ氏を伴い、さらに詳しい調査に乗り出した。すると、海中探査機で撮影した映像に、規則的に並んだ2~3メートルほどの花こう岩が映し出されたというのだ。ザリツキ氏はすぐに、海底に沈んだ古代都市に違いないと直感したと述懐している。発見に立ち会ったイトゥラルデ氏も、
「海底ではさまざまな変わった自然構造物が見つかります。しばしば、そういうものは我々の想像力かきたてるものです……しかし、今回発見された構造物に関しては、自然物だと断定するのは容易ではありません」
「これほど複雑な構造物を建設するだけの技術は、5000年前のどの文化・文明にも存在していません」
と語るように、経験豊富な地質学者でも答えに窮するほど異様な構造物だったことがうかがえる。
この海底構造物がメディアに公開されると、「アトランティス大陸発見」との見出しが飛び交い、大きな話題を呼んだ。そればかりでなく、なんと、キューバ政府機関や、権威ある「ネイチャー」誌をはじめ「ナショナルジオグラフィック」誌までもが独自調査を行い、全貌を明らかにすると宣言したそうだ。しかし発見から15年経った現在、どこからも続報は出ていない。一体なにがあったのだろうか? 一部では、キューバ政府が圧力をかけ報道が規制されたとの噂もあるが、真相はいまだ分からない。しかし今年に入り、古代文明情報サイト「Ancient Origin」が、この構造物が実際に海底に沈んだ古代都市の可能性があるとの見解を示している。ご紹介しよう。
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2024.10.02 20:00心霊キューバ政府が「アトランティス大陸」を発見していた?タイノ族の神話とも一致か?のページです。神話、キューバ、アトランティス、タノイ族、海底都市などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで