馬幅跳び、ピストル決闘、こん棒格闘… かつて存在した珍妙すぎるオリンピック公式競技種目8選!
連日熱戦が繰り広げられているリオデジャネイロ五輪。今大会では全41競技306種目が行なわれているが、長いオリンピックの歴史を紐解くと、実施されなくなった競技も数多く存在する。その中でも、今見れば新鮮な驚きを禁じ得ない“トンデモ”な競技たちを紹介しよう。
■オリンピック史に残る異様な公式競技8選
陸上競技やレスリング、ボクシングなど定番の競技種目は、古代ギリシャの時代から現在に到るまで受け継がれてきたオリンピック種目だが、それ以外の公式競技種目は、時代によってさまざまに変動してきた。ビジネス系オンラインジャーナル「Business Insider」が、かつて存在した異様なオリンピック競技種目を8つピックアップしている。
●馬の曲乗り(Equestrian vaulting)
体操競技には跳馬やあん馬などの種目があるが、その名が示すように、もともとこれらは本物の馬体の上で行なったアクロバチックな運動に由来している。1920年のベルギー・アントウェルペン(アントワープ)大会では、闊歩する馬の背で曲芸に挑み、その試技を採点して競う「馬の曲乗り」が実施されていた。
中心のポールに手綱を結ばれた馬が、円を描きながら早足で闊歩し、選手はその背の上で逆立ちや宙返りを行う。技の難度と芸術性の高さを競う競技だった模様。観戦する側としては面白そうな競技であるが、エントリーしたのはわずか3カ国(ドイツ、フランス、スウェーデン)のみ、競技の国際性という点がネックになったのか、この大会限りの実施となった。
●馬幅跳び(Horse long jumping)
陸上競技の走り幅跳びを乗馬競技にしたのが「馬幅跳び」である。1900年のパリ大会で公式種目となり、馬術の選手たちによって競われた。
イメージとしてはいかにも大ジャンプが見られそうな競技だが、フタを開けてみれば優勝記録は6メートルで最下位は4.3メートルと、意外に“しょぼい”ものだったことが災いしてか、この大会が最初で最後の実施となった。ちなみに、人間の走り幅跳びの世界記録は8メートル95センチ(マイク・パウエル、1991年)である。
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2024.10.02 20:00心霊馬幅跳び、ピストル決闘、こん棒格闘… かつて存在した珍妙すぎるオリンピック公式競技種目8選!のページです。スポーツ、オリンピック、IOC、仲田しんじなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで