NASA資金提供の“滅亡論文”に書かれたシナリオ
次は我々が滅亡する? NASA資金提供の“滅亡論文”に書かれた驚くべき「文明崩壊」のシナリオ
■今後可能性のある文明滅亡のシナリオとは
エリート層による富の独占と、資源の大量消費がこのまま続くと、資源の減少から大衆に分配される富は生存ラインを下回り、やがて飢餓が訪れる。すると、社会は崩壊に至るのだそうだ。この場合、資源を使い果たしてしまったからではなく、労働力の喪失が決め手となる。
この他にも資源を使い果たしてしまったことが原因となり衰退し崩壊に至るシナリオもあるのだが、この研究はあくまで理論的な一種の思考実験であり、特定の社会の崩壊を予見し説明するためのものではない、ということをお忘れなく。また、資源利用に関する適切な政策と社会の構造的変化によって、経済的不平等をなくし、人口と資源量の平衡が保たれれば、崩壊を避けることができる、と科学者たちは主張している。
ぜひとも我々の社会や文明が長く続いてほしいものだが、既に危機的状況に入っていることは確実なようだ。歴史家のウィリアム・H・マクニールによれば、人類の歴史は破綻の連続だという。そして破綻を通して人類は徐々に前進してきた。破綻してしまったいくつもの先進的な文明が我々にヒントを与えてくれるということかもしれない。
(文=坂井学)
参考:「Ancient Code」、「The Guardian」ほか
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