米海軍特殊部隊のサバイバル術! 両手を縛られて海に放り込まれても生き延びる“超絶方法”とは?
もし、この方法で沈んで行っても足がつかないような深い場所では、水面で顔を下にしたまま身体を浮かせ、足を曲げて後にキックする時に思い切り身体を弓なりに反らすことによって水上に十分顔を上げることが可能になる。足を後にキックした時に身体を伸ばせば、推進力も得られるので、目的の方向へ進んで行くことも出来るようになる方法であるという。
また、もし、波が高い状況や、海が荒れている状況のなかであったならば、有効な手段はローテーション法である。水から十分頭を出すことが出来るクリアランスを得ることが出来ない場合は、呼吸をするために身体を自転させながら進む方法である。身体を自転させ、顔が水面下にある時に息を吐き、顔が水上に出た時に息をするということである。
■結束帯で手首を縛られた時の脱出法
エマーソン氏は、自身の著書『100 Deadly Skills(致命的な状況から逃れる100のスキル)』の中で、結束帯で手首を縛られた時の脱出法も紹介している。結束帯は、手錠と比べて安く手軽に手に入れることが出来るので、犯罪現場で人を拘束するためによく使われているが、この結束帯を逃れる方法は以外と簡単そうである。
手首を拘束されると、本能的に手首をくねらせたり、腕を捻じったりしてしまうのだが、結束帯で拘束されている時には、それはかえって手首を痛めたり、状況を悪くするだけである。有効で、簡単な方法は、縛られた手首をなるべく高く頭の上にあげ、思いっきり腕を振り下ろしながら肘を広げ、肘を身体の後に回すように手首の内側から腹部にぶつけるようにする、というものである。1回でうまく切れることはないかもしれないが、何度か繰り返すうちに結束部が壊れてとれてしまうというものである。
普通に生活をしていれば、何らかの不運で事件に巻き込まれてしまった時以外には、あまり役に立たないライフハックではあるが、サバイバル術はそういうものなのではなかろうか。この知識が役に立って命が助かれば、それはそれでいいのだろうが、なによりも、そういう状況に出会わないような日常を願いたい。
(文=高夏五道)
参考:「Daily Mail」ほか
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