JOMON TRIBE © TAKU OSHIMA & RYOICHI KEROPPY MAEDA
そのことには、1991年にアルプスで発見された世界最古のミイラ「アイスマン」が身体にタトゥーを施していたことも大きく影響している。アイスマンは約5300年前のミイラといわれているが、その発見によって、タトゥーはそれ以前のもっとずっと古い時代から人類とともにあったのだと考えられるようになったのである。
そして、日本において、豊かな文様文化を残す縄文時代にあって、もしタトゥーを彫る技術がすでに存在したなら、それらの縄文文様は人の身体にも彫られたであろう。そんなアイデアが、今回の縄文タトゥーリバイバルプロジェクトにおける多彩なタトゥー作品を生み出す原動力にもなっている。