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JOMON TRIBE © TAKU OSHIMA & RYOICHI KEROPPY MAEDA
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JOMON TRIBE © TAKU OSHIMA & RYOICHI KEROPPY MAEDA
『モダン・プリミティブズ』とは1989年に出版され、70~80年代にアメリカ西海岸を中心に急成長したタトゥーやピアスのカルチャーを総覧的にまとめた本のタイトルである。その本は、それらの身体改造行為を現代におけるプリミティブ(原始的あるいは野蛮な)行為の復興であるとアピールしたことで、幅広い関心をひき、タトゥーやピアスの世界的な流行のきっかけとなっていく。このことは前述のタトゥーを施したミイラ「アイスマン」発見の衝撃と相まって、タトゥーなどの身体の改造こそが「最も人間的な行為」として、21世紀のコンピューター時代に蘇り、新たな地球規模のカルチャーとして発展していくとされたのである。