
取材をしたのは、モースルから30キロ。一番近いISの陣地まではわずか800メートルという位置にあり、バーシックフロントラインと呼ばれる最前線の基地のひとつだ。基地には、装甲車と迫撃砲、そして大型の機関銃などが配備され、ISの陣地へと向けられていた。
ISのエリアとされる街は目視が可能で、ビデオカメラの最大ズームを使えば自転車に乗っている人や、ヤギのように見える何か生き物を連れて歩いている人、子どもと思われる人影がサッカーをしている姿も確認ができた。少し離れた場所には、例の黒に白文字でデザインされたISの旗が確認でき、間違いなくISの陣地とされていることがわかる。