謎の“電波系宗教”が残した独特すぎる廃墟がありえなさすぎる! 天狗之庭を捉えた10枚の写真!

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 さて、入口から中へと足を踏み入れると、さきほどの「メイン看板的な何か」に記された主神群にその名を刻む「大天狗」がいきなりのお出迎えである。看板上部に設置されている謎の像と同様、そのあまりに“いきなりな感じ”の個性的なディスプレイセンスは、当園ならではの独特なこだわりのようだ。しかも、よりによってこのガラス扉である。一体、何をどう考えると、このような扉をこうした形で用いるのか、正直なところ、皆目見当もつかない。なお、その往時にこの大天狗を主神に据え、メインとして位置づけていたのは、先ほども少し触れたように、かつて筑波山およびその周辺一帯が修験道のメッカで、同じく修験道の聖地として知られる鞍馬、高尾、羽黒などと同様に、天狗伝説やそれに基づく天狗信仰があったためだと推測される。ちなみにまったくの余談であるが、テング印で知られる米国産のビーフジャーキーが日本に登場し、爆発的なヒットを記録したのは、ファミコン誕生の年である1983年に、本格的に輸入されるようになってからのこと。無論、同じ年にブレイクしたファミコン用のソフトとして、後年登場することとなった伝説のクソゲー『暴れん坊天狗』(メルダック/1990年)とは何ら関係がない。

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 さて、そんな天狗にまつわる話はさておき、この『天中坊大天狗』像に続いて現れるのは、同じくさきほどの主神群にラインナップされていた『岩切大権現』である。しかしこの『岩切大権現』、実はその由来すら不明な謎神なのだ。一応、そのバックには不動明王などでお馴染みの独特なフレアパターンが施されているが、その容姿はどちらかと言うと「烏天狗」的な“何か”で、その足元には供と思しき“何か”も従えているが、この像の作製にあたり、仏師が一体どのような世界観を描きたかったのかは謎である。

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