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 なお、これら二像をはじめ、この敷地内にはかつて「神々」として祀られてきたであろう、謎の像たちが無言で朽ちるのを待ち続けているが、実はそれらを1つ1つ丹念に見ていくと、その出来栄えはお世辞にも良いとは言い難いことがよくわかる。不動明王像であったと思しき「何か」に至っては、ツービートの「ビートきよし」さながらの顔つきで、それこそ今にも「キリストが死んだって?…イエス!」などと言い出しかねない雰囲気だ。そして、これらの木像群は、なぜか着色してあるのも大きな特徴。おそらく、その往時はもっとカラフルに、文字通りの“異彩”を放ち続けていたことだろう。また、散策中に首のもげた状態で横たわる弁天像(的な何かに見える謎の像)を見かけたが、こうなってしまうともはや何の神であったのかも判別が難しいところだ。ひとまず、この敷地の中で比較的まともな状態を保っていたのは、なぜかマンガキャラ風のビジュアルとなっているキツネ像が鎮座する稲荷神の部分。ここは少し手を入れれば、なんとか復旧することもできそうだ。敷地の片隅にある円形のコンクリート段が、某宗教団体でお馴染みのトリコロールカラーで着色されているように見えるのはご愛嬌といったところか。

 このように、その往時が想像すらできない代物であるという性質上、言ってしまえば前述のように、この施設は「昭和の遺物」といったところなのかもしれない。とはいえ、そのあまりに個性的すぎるディスプレイセンスや、由来やご利益も一切不明な点を考慮すると、そもそもなぜこのような施設を作ろうと考えたのか?という点において、実に興味深いものがあることも事実。これから訪れる秋の行楽シーズン、気になるという人は是非とも紅葉狩りがてら、一度、訪れてみては如何だろうか。
(写真・文/Ian McEntire)

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