プーチンがイルミナティ撲滅を宣言! ドゥテルテ躍進、トランプ旋風… 世界で進む“反ロスチャイルド”の決定打か!?

■徐々に進むトルコの“アメリカ離れ”、その背後にもプーチンの影!?

 天然ガスのパイプライン利権をめぐる大国同士の争いが水面下に見え隠れするシリア内戦だが、アサド政権側を支援するロシアやイランに対し、アメリカと欧州各国をはじめとする有志連合は反政府勢力をサポートし、そこに隣国のトルコも加わるという構図がこれまで形成されていた。

 しかし、その状況がやや崩れてきたのが、今年7月に起きたトルコのクーデター未遂事件だろう。あまりにも突然の話で、一時はどうなることかと思われたこのクーデター騒ぎであったが、最終的には正規軍によって鎮圧された。しかし、隣国シリアを上から目線で“更正”させようとしていたトルコ政府にとってみれば完全に足元をすくわれた格好になり、対シリア戦略の見直しを求められることになったようだ。これまでアメリカとの関係を基盤にシリア情勢に対処していたトルコだったが、この事件を境に独自路線を歩む色彩を強め、対ロシア外交で関係修復の動きも見られるようになったのだ。

 昨年11月、ロシア軍の戦闘機をトルコ空軍の戦闘機が撃墜するという事件が起きたが、激しく抗議するロシアに当時のエルドアン政権は一切の譲歩を見せなかった。ところが今年の半ばになり、まさにこのクーデター直前というタイミングで、エルドアン大統領がロシアのプーチン大統領にこの件に対する謝罪の意を伝えている。この時期から、すでにトルコの“アメリカ離れ”がはじまっていたことになるのかもしれない。そして、クーデター未遂事件でそれが決定的になったとも考えられる。

“アメリカ離れ”といえば、現在一躍時の人となっているフィリピンのドゥテルテ大統領だろう。そして、今回のアメリカ大統領選で見られるトランプ旋風もまた、皮肉にもアメリカ人による“アメリカ離れ”の現象といえるのかもしれない。プーチンが思い描く“イルミナティ”撲滅作戦(!?)は、まずは“アメリカ離れ”というところから徐々に準備が整ってくるともいえそうだ。
(文=仲田しんじ)


参考:「Disclose.tv」、ほか

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

仲田しんじの記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.11.14 23:00心霊
彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.30 23:00心霊
深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.16 20:00心霊
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

プーチンがイルミナティ撲滅を宣言! ドゥテルテ躍進、トランプ旋風… 世界で進む“反ロスチャイルド”の決定打か!?のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

人気記事ランキング17:35更新