【UFO隠蔽の闇】「祖父の遺灰を捨てられた」 内部告発者たちを襲う陰湿な報復工作

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UFOの秘密を知っている者は名乗り出てほしい」

 アメリカ議会が証言を求め、政府機関が公式な報告窓口を設け、支援団体が保護を約束する。かつてないほどUFOへの関心が高まる中、表面上は「情報公開(ディスクロージャー)」に向けたクリーンな道が整備されているように見える。

 しかし、その呼びかけに勇気を出して応えた内部告発者たちの口から語られたのは、輝かしい英雄譚ではなく、映画『エネミー・オブ・アメリカ』のような「国家権力による陰湿な報復と脅迫の連続」だった。

反逆罪の脅しと失業……内部告発者の過酷な現実

 世界最大のUFOイベント「コンタクト・イン・ザ・デザート」。そのステージに登壇した3人の内部告発者たちは、UFOの真実を語った代償として支払わされた「破滅的な個人的代償」について赤裸々に語った。

 元空軍兵士のディラン・ボーランド氏は、昨年議会で「ラングレー空軍基地近くで100フィート(約30メートル)の巨大な三角形のUFOに遭遇した」と証言した人物だ。彼が公式なルートを通じて報告した結果、待っていたのは賞賛ではなく「国家反逆罪」の脅しだった。

「誰かが機密情報を偽造し、政府を騙したとして、私を反逆罪で脅しているのです」とボーランド氏は語る。「妻は気分が悪くなるような脅迫を受け、自宅の内部の写真までネットに晒されました。今、私と妻は職を失い、惨めな思いをしています。反逆罪の時効は『一生』ですから、一生この脅しが頭上にぶら下がることになります」

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画像は「Daily Mail」より

家に侵入され、祖父の遺灰を捨てられる嫌がらせ

 元国家安全保障局の職員であるマシュー・ブラウン氏は、さらに陰湿な被害に遭っている。彼は「イマキュレート・コンステレーション(Immaculate Constellation:無原罪の星座)」と呼ばれる、議会の監視から逃れてUFOの高品質な画像や証言を隔離・隠蔽するための非公認の極秘プログラムが存在すると告発した(国防総省はこのプログラムの存在を公式に否定している)。

「私はキャリアを失いました。構築するのに10年以上かかったキャリアをです」と35歳のブラウン氏は語る。「妻とは家族を持つ計画がありましたが、今となってはそれも絶望的です。まさに地獄のような日々です」

 最も背筋が凍るのは、彼が妻と寝ている間に何者かが自宅に侵入した事件だ。

 高価な電子機器などは一切盗まれず、ただ家の中の私物が不気味に移動させられていた。そして唯一持ち去られたのが「祖父の遺灰」だった。その遺灰は、外のゴミ箱の隣に「メッセージ」として捨てられていたという。

「脳をかき乱し、人生をメチャクチャにするための脅迫です」とブラウン氏は語る。

引退間近の軍人に迫る「国防長官」の影

 現役の海軍上級上等兵曹であるアレクサンドロ・ウィギンス氏のケースも深刻だ。彼は2023年にカリフォルニア沖で、海中から飛び出した「チックタック(ミントタブレット)型」のUFOが、他の3機と合流して音速を超えて消え去るのを目撃し、証言した。

彼がその後、AARO(全領域異常解決局)からの追加の事情聴取を丁重に断ったところ、信じられない言葉が返ってきたという。

「彼らは『もし断るなら、ピート・ヘグセス国防長官を動かしてでも強制的に証言させる』と圧力をかけてきました。私は驚愕しました」

 23年間国に尽くし、あと1年で退役を迎えるシングルファザーの彼にとって、この問題が退職金や将来の再就職に悪影響を及ぼす恐怖は計り知れない。

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画像は「Daily Mail」より

「ルール通りにやった」者たちが消されていく

 彼らと一緒に登壇した調査ジャーナリストのジェレミー・コーベル氏は、怒りを込めてこう語った。

「彼らは誰一人として、自分から目立ちたくて証言したわけではありません。指揮系統に従って報告するという『正しいルール』をすべて守っただけです。それなのに、妻や母親が脅され、仕事を失っているのです」

 ボーランド氏もブラウン氏も、最初は公の場に出るつもりは全くなく、政府の公式なチャンネルを通じて報告していた。しかし、内部で揉み消されそうになり、やむを得ず公に出た結果がこの仕打ちである。

「もし真実が明らかになり、関係機関が責任を問われるなら、私の行動は正当化されます。しかしそれがなければ、私はただの『隠蔽のための生贄』に過ぎません」とボーランド氏は語る。

 アメリカ政府が「UFOの真実」を本当に公開する気があるのかどうか。内部告発者たちの悲痛な叫びを聞く限り、国家の深い闇は未だに彼らの口を全力で塞ごうとしている。真実を知る代償は、私たちが想像するよりも遥かに高くつくようだ。

参考:Daily Mail、ほか

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