ポテト型・オーブから孵る赤いオーブ —— ペンタゴンUFO公開「第3弾」72件が暴いた連邦捜査官たちの目撃証言

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画像は「war.gov」より

 アメリカ政府による「UFO機密解除プログラム」が、いままた新たな段階に踏み込んだ。トランプ政権が主導する情報公開はすでに第3弾を迎え、金曜日に投下されたのは未確認異常現象(UAP)に関する72件のファイルだ。決定的な宇宙人の証拠こそ含まれていないものの、そこに記されていたのは、魚の鱗のようなものに覆われたポテト型の物体、星が透けて見える透明な飛行体、そして大きな球体から次々と「孵化」する赤いオーブ——にわかには信じがたい目撃証言の数々だった。

ポテト型の物体と「透明UFO」——軍と捜査官が見たもの

 最も奇妙な事案のひとつは、2022年2月、冬晴れの朝にコロラド州コロラドスプリングスで起きた。フォート・カーソン基地の陸軍関係者5名が建物の外に出たところ、数マイル西のシャイアン山の上空に、奇妙な物体が静止しているのを目撃したという。

 FBI文書に残された記述によれば、その物体は明確な輪郭を持つ「ポテト型」で、クリーム色がかった乳白色の真珠光沢を帯び、まるで塗装されたように見えたとされる。表面は非対称で不規則な「魚の鱗」状のパネルで構成され、約2分間きらめきながら静止した後、一瞬で消え去ったという。当局は太陽光の後方散乱の可能性を指摘したものの、それは「確度の低い」見立てにとどまり、目撃者らは雲ひとつない快晴だったと主張。事案は未解決のまま処理された。

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再現画像 画像は「war.gov」より

 さらに不可解なのが、2023年10月にアメリカ西部で連邦捜査官たちが体験した一連の遭遇だ。新たに公開されたペンタゴン文書によれば、捜査官らは地上わずか15〜20フィート(約4.5〜6メートル)の高さに浮かぶ、半透明の物体を目撃したとされる。その物体は背後の星や近くの丘の稜線、周囲の草木が透けて見えるほど透明で、まるで水越しに何かを覗き込むように輪郭が歪んで見えたという。

「バスケットボールからブドウが飛び出す」——孵化するオーブの謎

 この透明UFOは、実は2日間にわたる怪奇な連鎖の「最後の1つ」にすぎなかった。一連の発端は、数マイル先で群れをなして動く奇妙な光だったという。やがて丘のそばに、直径20フィート(約6メートル)以上はあろうかという巨大な光の球が出現する。その球には枠も殻も縁も見当たらず、目撃者はそれを「渦を巻くように輝く溶岩のような光の輪」と形容した。物体は音もなく、徐々に薄れることもなく、突如としてかき消えたとされる。

 約20分後、別の丘の上に同様の物体が現れ、今度はそこから3つの赤い光が等間隔で射出され、急速に飛び去った。さらに20分後、同じ現象が別の編隊で繰り返されたという。捜査官のひとりはこの様子を、バスケットボールからブドウの粒が次々と吐き出されるようだったと表現し、別の捜査官は赤い光が瞬時に加速し、滑らかで完璧な連携を見せながら水平の編隊を組んだと証言している。物体が地形に沿って揺れることなく、砂塵も巻き上げずに路上から浮かび上がる場面もあったとされる。AARO(全領域異常解決室)はこの地域で軍の訓練が行われていたと指摘しつつも、「未知の技術」である可能性を排除しなかった。

※再現映像

CIA文書が示す「赤い球体」と1952年からの教訓

「孵化するオーブ」の現象は、この事案に限られたものではないようだ。2025年7月にFBIが扱った事案では、ある家の裏庭の上空に、バスケットボールほどの大きさの「鮮烈な赤い球体」が浮かんだとされる。その中心には、同じくバスケットボール大の白いプラズマの「太陽」のようなものが見えたという。球体はゆっくりと上昇して左へ流れ、やがて真上に瓜二つの2つ目のオーブが出現。2つの光は連結したかのように編隊を組んで西へ移動し、消える間際には1つの球体に融合したと、2人の目撃者がともに語っている。

 今回の公開には、さらに古い文書も含まれている。2008年7月にCIAがジンバブエの首都ハラレで作成した、過去に一度も公開されたことのない記録だ。同国の主要空港の上空に、中心がくり抜かれた「円盤状」の物体が静止し、機体下部で複数のライトが回転していたという。観測中には物体から「光線」が放たれる様子も確認され、関係者の間で「地球外起源」を唱える声も上がったとされる。

 そして1952年から53年にかけてのCIA文書では、空飛ぶ円盤への大衆の関心が軍の報告系統を麻痺させ、国家安全保障上のリスクになりかねないとして、UFOを公の場で「否定」するよう勧告していたことが記されている。

 議題には、第二次大戦中に連合軍パイロットが報告した謎の発光体「フー・ファイター」も含まれていた。70年以上前、政府が世論を鎮めるために否定を選んだという事実が、いままさに「完全な透明性」を掲げる現政権の方針と鮮やかな対照をなしている。

 今回の72件は、地球外生命の存在を直接立証するものではない。だが、戦争省(国防総省)のポータルサイトが公開以来17億回を超えるアクセスを記録したという事実は、人々がこの問題にどれほど飢えているかを物語っている。

 ファイルの公開は今後も数週間おきに続くとされる。ポテト型の物体も、透明UFOも、いまだ誰ひとり説明できていない。真相が表に出るのは、果たして次の「第4弾」なのだろうか。

※その他の公開された映像

参考:Daily Star、ほか

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